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ラップサイデイングのメリット・デメリットとは?!|平塚・株式会社いらか|屋根専門

ラップサイディングって?!

 

板張り文化の歴史は古く、「鎧(よろい)張り」「下見板」「横羽目」などと呼ばれ、

世界中の木造の伝統建築に見られます。

現在では「木製」からサイデイングに変わり

その耐久性も向上した

1枚づつ張るラップサイディングはまさに本物。どんなタイプの建物にも良く合います。

 

 

ラップサイディングとは

 

東レHPより

 

(当社施工物件)

 

 

 

 

ラップサイデイングのメリット・デメリットについて

 

 

先にデメリットから

 

・イニシャルコストが高い

・和風の建築だと見た目的に難しい

 

 

ぐらいでしょうか。

 

コストに関してはのちほど。

 

それではメリットをお伝えします。

 

・ランニングコストが安価

・廃盤にならない(なりにくい)

・シーリング箇所が少ない

・かっこいい

 

 

ランニングコストが安価

 

サイディング外壁の劣化しやすく

コストのかかる部分は「シーリング」です。

 

 

シーリング劣化の主な箇所は「中間目地のシーリング」です

 

そしてなんとその「中間目地リーリング」がラップサイディグだと・・

 

ラップサイディングは中間目地のシーリングが無い

 

 

ラップサイディングは下記のように

中間ジョイント部が「あいじゃくり加工」されてて

中間シーリング部が不要なんです。

 

 

 

「あいじゃくり加工」→オスメスの加工でシーリング不要

 

 

このように工事完了後はジョイント部がほとんど見えない

 

部材

さらに一番右のコーナー役物を選べば

コーナー部分のシーリングも不要になります。

上の建物写真がそのコーナー役物を使った状況です。

 

ラップサイディングは廃盤にならない

 

現在売られているサイディングの多くは5~10年で廃盤になります。

 

なぜなら多くのサイディングメーカーはお客さんに飽きられることを嫌うので

毎年新しい色柄を発売するためです。

 

ラップサイディグに関しては色などの廃盤はあるかもしれませんが

ラップサイディング自体が廃盤になることは無いでしょう。

 

またもし廃盤になっても

ラップサイディングはシンプルなので似寄り材料で対応可能です。

 

 

廃盤になるとなぜ困る?!

 

10年以上経過すると以下のことが起こりやすくなります。

 

例)

・車をぶつけてしまった

・間取りの変更でサッシを交換したい

・サイディングの端っこが割れてしまった。一枚だけ交換したい。

 

などなど実は交換しなければならないケースが数多くあります

特に外壁塗装時など足場をかけた際にそう思う方が多いです。

 

 

そして10年前後むしろそういう依頼が多くなります。

その時に廃盤だった場合はこのようになります。

 

 

廃盤になりやすいサイディングの末路って?・・

 

結露などの腐食によりサイディングを交換しなければならなくなった事例です。

 

 

 

これでも近い柄を使っています、がこれが事実です。

 

この物件の場合はその後塗装し近い状態にはなりましたが

なんともお金を貰って工事する側から考えると

なんとも言えない気持ちになります。

 

自宅にはなるべく廃盤にならない外壁材を使いましょう。

 

 

「かっこいい」について

 

家とは長い付き合いになります

シンプルで長く愛せるものを選びましょう。

 

 

 

この写真は

「外装に関しては遥か先を行っているアメリカ」の住宅です。

 

東レのラップサイデイングではありませんが

同じデザインです。

築20年以上経過しているように見えますが

古臭い感じしますか?

 

 

「風景に溶け込んでいる」

「良い景観を作り出している」

 

そう見えませんか?

 

デザインや性能も補修に関しても優等生な

ラップサイデイング。

 

最後にコストについて

 

一般的な窯業サイデイングの1.5倍程度

と考えておいてください。

 

見積の外壁部分が100万程度なら150万円

200万円なら300万円 という感じです。

 

ラップサイディグの見積もり依頼はこちらから

 

 

でもランニングコストが安いのでトータルで考えれば断然安いです。

 

 

リフォームなら樹脂製ラップサイディングもおすすめ

 

なぜリフォームは樹脂製?!

それは軽いからです。

 

リフォームの場合はなるべく建物に負担をかけたくありません。

 

ですので軽量の樹脂製サイデイングもお勧めです。

 

トステム WALL-J

 

ゼオンサイディング

 

 

 

こんな良い外壁材なのになぜあまり増えないのだろう・・・

 

 

 

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電話の方は 0463-34-3501 まで

 

 

 

 

 

 

 

 

この記事を書いた人

成田 崇

・かわらぶき2級技能士

・瓦屋根工事技師

・瓦屋根診断技師

 

趣味

サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行

 

〇かわらぶき2級技能士とは?

瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。

〇瓦屋根工事技士とは?

国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。

〇瓦屋根診断技士とは?

国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。