目次
天窓から水滴が落ちる原因とは?雨漏り対策と天窓交換の施工事例
ご相談の背景
今回のお客様は、天窓から水滴が落ちてくるとのご相談でいらかへご連絡いただきました。
こちらのお客様は、瓦屋根葺き替え工事も同時に行いました。
ご相談の背景及び工事内容についてはそちらの記事に掲載させていただいておりますので、
↓ ↓ ↓ぜひあわせてご覧ください↓ ↓ ↓
今回の記事は、天窓交換工事について内容を掲載させていただいております。
天窓の雨漏り・交換・撤去で知っておきたい3つのポイント
1.天窓からの雨漏りは防水シートが原因のことも!?
天窓から水滴が落ちてきたり、窓の周辺に雨染みが発生したりすると、
天窓本体の破損や劣化が原因だと思われる方も多いのではないでしょうか。
しかし、天窓からの雨漏りは、必ずしも天窓本体だけが原因とは限りません。
屋根には、屋根材の下に防水シートと呼ばれる部材が敷かれています。
この防水シートは、瓦や屋根材の隙間から入り込んだ雨水を受け止め、建物内部への浸入を防ぐ重要な役割を担っています。
ところが、防水シートは長年の使用によって少しずつ劣化します。
経年劣化によって硬化や破れ、穴あきなどが発生すると、本来の防水性能を維持できなくなり、雨漏りにつながることがあります。
特に、築年数が経過している住宅では、天窓本体だけでなく、屋根内部の防水シートも劣化している可能性があるため注意が必要です。
また、天窓は屋根に開口部を設けて設置する設備です。
そのため、天窓本体と屋根の接合部分には、雨水の浸入を防ぐための防水処理が施されています。
この部分に不具合が生じた場合にも、雨漏りが発生する可能性があります。
天窓からの雨漏りを改善するには、どこから雨水が浸入しているのかを正確に把握することが大切です。
天窓本体の状態だけでなく、周辺の防水処理や屋根内部まで確認し、原因に合った修理方法を選ぶ必要があります。
今回の住宅でも、調査の結果、瓦の下に敷かれた防水シートの経年劣化による穴あきが確認されました。
このようなケースでは、天窓周辺だけを補修しても、屋根内部の防水性能が十分に回復しない可能性があります。
屋根全体の状態を確認し、必要に応じて防水シートの交換や屋根の改修を検討することが重要です。
2.天窓リフォーム、交換or撤去どっちがいいの?
天窓からの雨漏りが発生した際、「新しい天窓に交換したほうがよいのか、それとも撤去したほうがよいのか」
と悩まれる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
天窓は、室内に自然光を取り込める便利な設備です。
日中の明るさを確保できるほか、設置場所によっては開放感のある空間づくりにも役立ちます。
一方で、屋根に開口部を設ける構造上、天窓本体や周辺の防水部材には経年劣化が生じる可能性があります。
長期的なメンテナンスを考えると、現在の天窓を使い続けるのか、交換するのか、撤去するのかを慎重に検討することが大切です。
天窓の交換がおすすめのケース
現在も天窓から採光を取り入れており、今後も室内の明るさを確保したい場合は、天窓の交換が選択肢となります。
天窓本体や周辺部材の劣化が進んでいる場合でも、屋根の状態や設置状況によっては、
新しい天窓に交換することで引き続き採光を確保できます。
ただし、交換すれば必ず雨漏りが解消するわけではありません。
雨漏りの原因が屋根内部の防水シートや下地にある場合は、その部分への適切な対応も必要です。
天窓の撤去がおすすめのケース
天窓をほとんど使用していない場合や、室内の明るさよりも今後のメンテナンス負担を抑えることを優先したい場合は、
撤去を検討する方法もあります。
天窓を撤去する場合は、開口部を屋根下地で塞ぎ、防水シートや屋根材を適切に施工して、
雨水が浸入しないように仕上げる必要があります。
単に天窓を取り外して塞ぐだけではなく、周囲の屋根との取り合い部分も含めて防水性を確保することが重要です。
また、撤去すると自然光が入らなくなるため、室内の明るさや生活への影響も考慮して判断しましょう。
交換と撤去は屋根の状態も踏まえて判断する
天窓の交換と撤去には、それぞれメリット・デメリットがあります。
どちらが適しているかは、天窓の使用状況や劣化状態、雨漏りの原因、今後の住まい方によって異なります。
屋根の葺き替えを予定している場合は、そのタイミングで天窓の状態も確認すると、屋根全体の改修計画とあわせて検討できます。
今回の住宅では、屋根の葺き替えとあわせて天窓を交換しました。
既存の天窓を撤去するのではなく、新しい天窓へ交換することで、採光を確保しながら屋根全体の防水性能を見直しています。
大切なのは、交換か撤去かを最初から決めるのではなく、
現状を確認したうえで、それぞれのメリット・デメリットについて説明を受け、納得できる方法を選ぶことです。
3.天窓からの雨漏りは放置しないで!
天窓から落ちてくる水滴が少量であっても、雨漏りを放置するのはおすすめできません。
例えば、激しい雨のときだけ水滴が落ちてくる場合や、
雨が降っている間に少しずつ水が染み出してくる場合でも、屋根内部に雨水が浸入している可能性があります。
室内に水滴が落ちてくる状態では、すでに雨水が屋根内部を通っていることも考えられます。
表面に見える水滴が少量だからといって、屋根内部の被害も小さいとは限りません。
放置すると下地木材の腐食につながることも
屋根内部に雨水が浸入し続けると、野地板などの下地木材が水分を含み、腐食が進行するおそれがあります。
下地の劣化が進むと、屋根材を固定する部分の強度が低下したり、補修範囲が広がったりする可能性があります。
状態によっては、防水シートの補修だけでなく、傷んだ木材の交換など、大規模な修繕が必要になることもあります。
さらに、雨水が天井裏や壁内部へ回り込むと、室内の天井や壁に雨染みができるなど、建物内部にも影響が及ぶ場合があります。
そのため、天窓から水滴が落ちてきた場合は、症状が軽いうちに原因を調査し、必要な補修を行うことが大切です。

早めの点検が被害の拡大防止につながる
天窓からの雨漏りは、天窓本体の劣化だけでなく、周辺の防水処理や屋根内部の防水シートなど、
複数の要因が関係していることがあります。
そのため、原因を十分に確認せずに表面だけを補修すると、雨漏りが再発する可能性もあります。
雨漏りの症状が見られたら、天窓本体・周辺の防水処理・屋根内部の状態を総合的に確認し、原因に合った修理方法を選びましょう。
今回の住宅では、激しい雨が降ると室内に1分間に1滴程度の水滴が落ちてくる状態でした。
調査によって防水シートの劣化が確認されたため、屋根の葺き替えと天窓交換を実施し、雨水の浸入リスクの低減を図りました。
天窓からの水滴や雨染みは、屋根からのサインかもしれません。
被害が広がる前に専門業者へ相談し、適切な対策を検討しましょう。
施工写真と解説
施工前

既存の瓦を撤去

既存の天窓を撤去

防水シートの施工と天窓交換
天窓周辺は、天窓専用の粘着タイプのルーフィングを施工します。


平板瓦への葺き替えと施工完了
天窓の下部にあるシマシマの材料は、瓦屋根の際に用いられる天窓専用の水切り材です。
瓦は厚みのある材料なので、そういった際にできる天窓と屋根材との隙間をカバーしてくれる役割があります。


まとめ
今回は、天窓からの水滴にお困りだったお客様の、天窓交換工事をご紹介しました。
天窓からの雨漏りは、本体の劣化だけでなく、防水シートや周辺の防水処理が原因となっている場合もあります。
水滴や雨染みなどの症状が見られたら、被害が拡大する前に原因を調査することが大切です。
天窓の交換や屋根の葺き替えをご検討中の方は、天窓本体だけでなく屋根全体の状態も確認し、
ご自宅に合ったメンテナンス方法を選びましょう。
天窓工事のご相談はこちらまで
電話の方は 0463-34-3501 まで
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