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割れやすい屋根材?!
ザルフグラッサってどんな屋根材?!

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割れやすい屋根材、ザルフグラッサってなに?!

住宅のリフォーム・リノベーションは、屋根材の特徴を理解した上で進めることが大切です。

デザインや耐久性などは屋根材によって異なります。

屋根の補修を行いたいけど、どのように行えば良いか分からないなどの悩みを感じている方も多いのではないでしょうか?

今回は割れやすい屋根材と言われているザルフグラッサについて解説するので、気になる方は参考にしてください。

ザルフグラッサとは一体どのような屋根材なのか

ザルフグラッサは2001年~2005年にクボタから販売されていた屋根材。

アスベストが用いられていないのが特徴に挙げられます。

1997年~2006年まで販売されていたザルフの高耐候仕様として販売された経緯があります。

どうしてザルフグラッサは割れやすいのか

ザルフグラッサはアスベストが用いられていない関係上、耐久性に乏しいのが割れやすい理由。

経年劣化に伴い、ひび割れや欠損、層状剥離が見られるようになります。

層状剥離はミルフィーユ状に層ごと剥離する症状を指します。

高圧洗浄でザルフグラッサが破損する恐れがあるため、塗装するのが難しい点に注意したいところ。

ザルフグラッサの他にも、塗装できない屋根材が存在します。

塗装時に職人がザルフグラッサを踏み、割れてしまう可能性もゼロではありません。

いつ頃から症状が出るのか

築10年程度でひび割れなどの問題が発生します。

ザルフグラッサが用いられているのを知ったら、

できる限り早めにメンテナンスを行ってください。

ザルフグラッサを用いた屋根のメンテナンス方法

ザルフグラッサのメンテナンス方法として、一体何があるか疑問に感じている方も多いのではないでしょうか?

長期にわたって住み続けるためにも適切なメンテナンスを行い、住宅の寿命を縮めないことが重要です。

ここでは、ザルフグラッサを用いた屋根のメンテナンス方法について解説します。

屋根の補修などに関心のある方は一度チェックしてください。

カバー工法

ザルフグラッサの上に新しい屋根材を被せ、

屋根の耐久性を上げるカバー工法がメンテナンス方法のひとつに挙げられます。

メリットは廃材の量・費用・期間を抑えられる点。

屋根の補修を行いたいけど、

十分な予算を用意できるか不安・仕事などが忙しくて期間を少しでも短くしたいと感じている方は一度検討してはいかがでしょうか?

屋根の状態によっては、カバー工法ができない可能性があるので、注意が必要です。

葺き替え工法

カバー工法が難しい場合、葺き替え工法が選択肢に挙がります。

葺き替え工法は古い屋根材を撤去し、新しい屋根材に葺き替える工法。

防水シートや野地板の補修を行い、住宅の寿命を伸ばせるのがメリットです。

廃材を処理するのに手間がかかるため、

カバー工法に比べて費用や期間がかかってしまう点に注意しましょう。

ザルフグラッサかどうかチェックする方法

住宅の屋根がザルフグラッサかどうか見分ける方法が知りたいと感じている方も多いのではないでしょうか?

コロニアルNEOと似ているため、リフォーム・リノベーションを行う際は注意したいところ。

凹み箇所の角が斜めになっているのがポイントです。

また、コロニアルNEOに比べてスリット幅があるのも見分ける方法に挙げられます。

ザルフグラッサを用いた屋根のメンテナンスを行う業者の選び方

ザルフグラッサを用いた屋根のメンテナンスは信頼できる業者に依頼し、

住宅の寿命を伸ばすことが重要。 業者は全国各地に存在しており、サービス内容などが異なります。

最後に、メンテナンスを行う業者の選び方について触れていきます。

創業年・設立年をチェック

業者の創業年・設立年をチェックしましょう。

場合によっては何十年にわたって、リフォーム・リノベーションを行っている場合もあります。

企業理念や創業者の言葉やプロフィールから一体どのような考えでリフォーム・リノベーションに携わっているかも把握したいところ。

創業者のプロフィールでリフォーム・リノベーションに何年携わっているかだけでなく、

取得している資格などを知ることができるかもしれません。

どのような方法で屋根を点検しているか

屋根を一体どのような方法で点検しているかも依頼するかどうかの決め手。

業者によっては、ドローンを用いて点検しています。

質の高いリフォーム・リノベーションを行うためには、正確な点検が求められます。

見積もり内容を細かく記載しているかどうか

トラブルを避けるためにも、見積もり内容を正確に把握することが大切。

どのような部材を用いているかだけでなく、

工事の内容や一体どのくらいの費用がかかるかを踏まえた上で依頼するかどうか判断する必要があります。

施工実績が豊富かどうか

施工実績を見て、過去に携わったリフォーム・リノベーションについて知っておくことをおすすめします。

工事の内容だけでなく、費用や期間についても把握してください。

アフターフォローが充実しているかどうか

いざという時に備え、一体どのようなアフターフォローを行っているかも押さえておきたいところ。

業者によって、保証内容が異なります。

リフォーム・リノベーションの間だけでなく、その後の生活も視野に入れることが重要です。

まとめ

ザルフグラッサは、ザルフの高耐候仕様として販売された屋根材。

アスベストが用いられていないため、割れやすいです。

ひび割れなどの問題が発生した際、カバー工法や葺き替え工法を行う必要があります。

住宅の寿命を縮めないためにも、信頼できる業者にアドバイスを受け、リフォーム・リノベーションを進めてください。

 

ザルフグラッサや屋根補修のご相談はこちらまで

 

 

この記事を書いた人

成田 崇

  • 瓦ぶき2級技能士
  • 瓦屋根工事技士
  • 瓦屋根診断技士

【趣味】サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行

〇かわらぶき2級技能士とは?

瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。

〇瓦屋根工事技士とは?

国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。

〇瓦屋根診断技士とは?

国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。

〇いらかの屋根外壁工事、施工得意エリア

平塚市・茅ヶ崎市・伊勢原市・藤沢市・鎌倉市・逗子市・葉山町・横浜市・厚木市・秦野市・小田原市・大磯町・二宮町・大井町・海老名市・大和市・綾瀬市・座間市・清川村・愛川町・相模原市・寒川町

屋根塗装?ちょっと待って!
絶対に塗ってはいけない、屋根材アーバニーとは?!

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塗装出来ない屋根材、アーバニーってどんな屋根材?!

屋根材の種類は多岐に渡ります。

成田崇
成田崇
実は塗装出来ない屋根材は多いんです

それぞれ特徴が異なるので、新築住宅の施工やリフォームの際は一体どのような屋根材があるかを意識したいところ。

今回は塗装出来ない屋根材と言われているアーバニーについて解説します。

アーバニーとは一体どのような屋根材なのか

 ケイミューのホームページによりますと、アーバニーが売られていたのは昭和57年から平成6年まです。

アスベスト規制を受けその含有率が1~0.1%と段階的に引き下げられていき、

名称がニューアーバニーになって販売されたのが平成6年から平成13年まで、

ノンアスベストとなったアーバニーグラッサが販売されたのは平成13年から平成17年までとなっています。

大きな切れ目で高級感を演出しているのもポイントです。

成田崇
成田崇
この大きなスリットが原因で割れやすいのです

どうして塗装出来ないのか

アスベストが用いられていないのに加え、大きな切れ目が細かく入っていることから強度が低いです。

欠損やひび割れが発生しやすいため、塗装に適していません。

アーバニーに限らず、1996年~2008年の間に製造されたノンアスベスト屋根材が用いられた住宅に住んでいる方はリフォーム・リノベーションの際に注意する必要があります。

タスペーサーやカッターでの縁切りの際、割れる可能性が高いのも塗装出来ない理由のひとつ。

塗装後に雨漏りなどの問題が発生するケースも存在します。

塗装に代わるアーバニーを用いた屋根のメンテナンス方法

塗装出来ないなら、一体どのような方法でアーバニーを用いた屋根のメンテナンス方法があるのか気になっている方も多いのではないでしょうか? 塗装に代わるメンテナンス方法は以下の通り。

・カバー工法

・葺き替え工法 リフォーム

屋根リフォームを予定している方に向けて、塗装に代わるメンテナンス方法について解説します。

コーキング

コーキングは屋根材のひびをコーキング材で無くすこと。 雨水が入らないようにすることで雨漏りを防ぎます。

成田崇
成田崇
屋根材のコーキングは補修方法としてはありますが効果が薄いので全くお勧めできません

ただし、コーキングは耐久性が低いので、長期間にわたって住み続ける際は注意が必要です。

カバー工法

アーバニーの上に軽い屋根材を被せるカバー工法が適切なメンテナンス方法のひとつに挙げられます。

アーバニーを撤去する手間が省けるので、工事にかかる費用と期間を抑えられるのがメリット。

成田崇
成田崇
もっとも現実的なのが屋根カバー工法です

葺き替え工法

葺き替え工法は古い屋根材を撤去し、新しい屋根材に取り換える工法です。

防水シートや野地板の補修を行いつつ、外観を大幅に変えられるのがメリットに挙げられます。

ただし、工事にかかる費用と期間がカバー工法よりかかってしまうので、

成田崇
成田崇
屋根材の割れが原因で雨漏りをしている場合はカバーでは補修出来ないケースもあります

リフォーム・リノベーションを行う際は注意してください。

次のメンテナンスまでの期間を長くしたいと感じている方は葺き替え工法を行うかどうか一度検討したいところ。

アーバニーに何か問題が起きた際はいち早く対処するのが大事

アーバニーに欠損などの問題が見られた場合、いち早く対処しましょう。

予算が貯まるまで後回しにしてしまうと、雨漏りなどの被害が大きくなってしまうかもしれません。

補助金制度やローンを上手く活用することが屋根材のメンテナンスを行う上で重要です。

また、外壁のメンテナンスを行う際に屋根のメンテナンスを同時に行うのも費用を抑えるコツ。

足場の組み立てを1回で済ませることができます。

アーバニーを用いた屋根に関する悩みを業者に相談するのが大事

アーバニーを用いた屋根のメンテナンスを信頼できる業者に依頼しましょう。

依頼する際、いくつかポイントを押さえておくのが大事。

信頼できるかどうか判断する主な基準として、以下のものが挙げられます。

・屋根材に関するアドバイスを受けられるか

・施工実績 ・創業年または設立年

・見積もり内容が分かりやすいかどうか

・保証内容が充実しているかどうか

最後に、業者の選び方について説明します。

成田崇
成田崇
下記のような屋根専門業者のサイトから探すのが一番いいと思います

屋根外装工事協会

屋根材に関するアドバイスを受けられるか

メンテナンスの際、アーバニーをはじめとした屋根材に関するアドバイスを的確に行うかどうかがポイント。

アドバイスを参考にリフォーム・リノベーションを進めましょう。

施工実績

過去の施工実績も依頼するかどうかの判断基準に挙げられます。

どのようなリフォーム・リノベーションに携わったかはもちろん、

費用や期間もチェックすることをおすすめします。

創業年または設立年

気になる業者を見つけたら、創業年または設立年をチェックするのも大切。

何年にわたって屋根の補修を行っているかどうかを把握した上で相談してください。

見積もり内容が分かりやすいかどうか

見積もり内容が正確かどうかも依頼するポイントです。

どのような部材を用いているかはもちろん、どのような施工を行うか

費用について把握しましょう。

見積書で分からないことがある場合は業者に質問してください。

保証内容が充実しているかどうか

いざという時に備え、保証内容をチェックしたいところ。

補修が済めば終わりではなく、その後のメンテナンスも重要です。

アフターフォローが充実しているかどうかを踏まえ、依頼するかどうか判断しましょう。

まとめ

アーバニーは高級感を演出できる反面、

耐久性が低いので塗装するのが難しい屋根材です。

状態に応じたメンテナンスを行い、雨漏りなどの問題を防ぐことが求められます。

メンテナンスの方法や費用などについて悩みがある場合、業者に一度相談してください。

住宅の問題を解決し、自分や家族の生活を守りましょう。

 

 

アーバニーや屋根補修のご相談はこちらまで

 

 

この記事を書いた人

成田 崇

  • 瓦ぶき2級技能士
  • 瓦屋根工事技士
  • 瓦屋根診断技士

【趣味】サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行

〇かわらぶき2級技能士とは?

瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。

〇瓦屋根工事技士とは?

国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。

〇瓦屋根診断技士とは?

国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。

〇いらかの屋根外壁工事、施工得意エリア

平塚市・茅ヶ崎市・伊勢原市・藤沢市・鎌倉市・逗子市・葉山町・横浜市・厚木市・秦野市・小田原市・大磯町・二宮町・大井町・海老名市・大和市・綾瀬市・座間市・清川村・愛川町・相模原市・寒川町

屋根塗装?ちょっと待って!
絶対に塗ってはいけない、ニチハ パミールとは?!

絶対に塗装してはいけない屋根材、パミールって?!

成田崇
成田崇
実は屋根塗装しても無意味な屋根材があります

住宅に用いられている屋根材は多岐に渡ります。

塗装してはいけない屋根材が存在しているのをご存知でしょうか?

屋根材によっては、塗装できない場合があるので、

新築住宅の施工やリフォーム、リノベーションを予定している方は注意したいところ。

今回は、パミールについて説明します。 住宅に関心のある方は一度チェックしてください。

パミールとは一体どのような屋根材なのか

パミールは、ニチハが製造していた屋根材。

1996~2008年に製造されており、現在は製造されていません。

アスベストが用いられていないのが特徴に挙げられます。

先端の凹凸が等間隔なのに加え、縦のラインが薄く入っています。

絶対に塗装してはいけない理由とは

パミールは塗装してはいけない屋根材として知られています。

話には聞いたことがあるものの、

理由は知らないと感じている方もいるのではないでしょうか?

アスベストが用いられていない関係上、剥がれやひび割れなどが起きやすいです。

成田崇
成田崇
屋根塗装もそうですが部分交換などをしても全く無意味です

屋根材の塗装を行う際に高圧洗浄を行うのですが、

高圧洗浄でパミールが破損してしまう恐れがあります。

 

なので、パミールを塗装することができません。

同時期のノンアスベスト製品でもさまざまな不具合報告が存在します。

パミールが用いられている既存住宅に住んでいる方はリフォーム・リノベーションの際に注意したいところ。

パミールの状態をチェックする際のポイント

パミールが劣化しているかどうかを判断するためには、

いくつかポイントをチェックする必要があります。

普段から住宅の状態に関心を持ち、いち早く対処しましょう。

チェックするポイントは以下の通り。

・層間剝離

・釘の腐食

・先端の劣化

ここでは、パミールが劣化しているかどうか判断する際のポイントについて説明します。

屋根材について興味のある方は一度チェックしてください。

層間剝離

パミールの劣化が進んでいると、ミルフィーユ状に剥がれていきます。

層状に剥がれる現象を層間剝離と呼ばれています。

成田崇
成田崇
パミールの最も大きな特徴にミルフィーユ現象があります

既存住宅にパミールが用いられているかどうか判断する際、

層間剝離が起きていないかチェックしたいところ。

釘の腐食

パミールには、メッキ処理の薄い釘が用いられているケースが存在します。

メッキ処理が薄いと、錆や腐食が起きやすいです。

成田崇
成田崇
釘がサビて屋根材が脱落します

放置し続けていると、パミールのズレや落下が起きてしまう場合があるので、注意してください。

パミールが劣化しているかどうかを判断する際、

釘が腐食していないかどうかチェックしたいところ。

パミールの落下により、ケガなどのアクシデントが起きないようにするのも大切です。

先端の劣化

パミールが劣化し始めると、ミルフィーユ状の割れが先端に見られるようになります。

先端をよく見たら、白っぽくなっていると感じた方もいるのではないでしょうか?

パミールかどうか判断する際、まずは先端の状態をチェックすることをおすすめします。

パミールが用いられている屋根をメンテナンスする方法

塗装ができないなら、一体どのような方法でメンテナンスを行えば良いか疑問に感じているかもしれません。

パミールが用いられている屋根をメンテナンスする方法は以下の2つ。

・カバー工法

・葺き替え工法

ここでは、各メンテナンス方法について説明します。

リフォームやリノベーションを検討している方は参考にしてください。

カバー工法

カバー工法は、パミールの上から新しい屋根材を被せる工法。

パミールを撤去・処分する手間を省きつつ、費用を安く抑えることができます。

断熱性や遮音性が向上するのもポイントです。

成田崇
成田崇
被害の規模が小さな場合は屋根カバー工法がおすすめです

ただし、層間剝離でパミールが膨れ上がっていると、

カバー工法で対応できない点に注意してください。

層間剝離が起きる前にカバー工法を行うかどうか判断する必要があります。

葺き替え工法

葺き替え工法は、不要になったパミールを撤去し、新しい屋根材を設置する工法。

下地を補強できるだけでなく、屋根を軽量化することで耐震性を強化できるのがメリットです。

パミールの撤去・処分を行うため、カバー工法に比べて費用がかかってしまいます。

成田崇
成田崇
屋根材の脱落などで被害が大きな場合は葺き替え工事しかなくなります

納得のいくリフォーム・リノベーションを行う際、

パミールの状態に加え、どの位の予算を用意できるかも意識したいところ。

耐久性の高い屋根材に交換したとしても、その後のメンテナンスは続きます。

メーカー補償の有無

パミールには、メーカー補償があるのか気になっている方もいるのではないでしょうか?

ニチハはパミールの無料交換を行っていないので、

屋根のメンテナンスを予定している方は注意してください。

パミールについて業者に相談するのが大事

パミールをはじめ、屋根材について疑問がある方は信頼できる業者に一度相談したいところ。

適切なアドバイスを受け、リフォーム・リノベーションを進めましょう。

施工実績をはじめ、保証サービスの内容や在籍しているスタッフ、

施工エリア、口コミの内容などをチェックし、依頼するかどうか判断するのが重要です。

トラブルを避けるためにも、入念な情報収集が求められます。

まとめ

パミールは高圧洗浄で破損してしまう恐れがあるので、塗装することができません。

カバー工法または葺き替え工法でメンテナンスを行うのが基本です。

事故を避けるためにも、パミールの状態をチェックし、

リフォーム・リノベーションを行うかどうか判断するのが大事。

住宅の不具合などを感じた際は、信頼できる業者に一度相談し、

パミールなどの状態を把握してはいかがでしょうか?

適切なアドバイスを受け、住宅に合ったメンテナンスを行うのが長期に渡って住み続けるポイントです。

 

 

 

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成田 崇

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  • 瓦屋根工事技士
  • 瓦屋根診断技士

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〇かわらぶき2級技能士とは?

瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。

〇瓦屋根工事技士とは?

国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。

〇瓦屋根診断技士とは?

国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。

〇いらかの屋根外壁工事、施工得意エリア

平塚市・茅ヶ崎市・伊勢原市・藤沢市・鎌倉市・逗子市・葉山町・横浜市・厚木市・秦野市・小田原市・大磯町・二宮町・大井町・海老名市・大和市・綾瀬市・座間市・清川村・愛川町・相模原市・寒川町

欠陥屋根材?!
ニチハ パミールってどんな屋根材?!

ニチハ パミールってどんな屋根材?!

「築年数が長くなったのでメンテナンスしたい」

「屋根材の劣化が心配」などの悩みを感じている方も多いのではないでしょうか?

住宅によって使用されている屋根材が異なります。

成田崇
成田崇
ニチハパミールの劣化状況はその他のスレート屋根とは全く違います

今回は、ニチハのパミールは一体どのような屋根材なのかについて解説します。

ニチハのパミールとは一体どんな屋根材なのか

パミールは、1996~2008年にかけてニチハから販売されたスレート屋根です。

2009年に販売中止になったものの、数多くの工務店で採用された実績があります。

主な特徴はアスベストが使用されていない点。

成田崇
成田崇
当時の屋根材はアスベスト入りの方が強いのです

パミールの発売時期は、アスベストの使用が禁止され始めた頃です。

ニチハはアスベストの規制に合わせ、他の企業よりも早くノンアスベスト屋根の製造販売に乗り出します。

ニチハのパミールにある問題

人によっては、どうして販売中止になったのか疑問に感じている方もいるのではないでしょうか?

ニチハのパミールには、さまざまな問題が存在します。

中古物件の購入やリフォームを検討している際、

ニチハのパミールに一体どのような問題があるか意識しておきたいところ。

ここでは、一体どのような問題があるかについて解説するので、気になる方は参考にしてください。

ひび割れ・剥離(ミルフィーユ現象)

ニチハのパミールは年数が経過すると、ひび割れや剥離が目立つようになります。

アスベストが使われていない分、強度が劣ってしまう問題が発生します。

成田崇
成田崇
写真のようにお菓子のミルフィーユのように割れていくことから「ミルフィーユ現象」と呼ばれます

ひび割れなどにより、見た目の印象が変わる点に注意してください。

屋根自体のズレ

ニチハのパミールを使用すると、屋根自体がズレてしまう問題も浮上します。

釘が腐食することにより、ズレが発生する恐れがあります。

成田崇
成田崇
ずれてしまう理由は止付けてある釘がサビてしまうことに原因があります

最悪の場合、屋根がずり落ち、大きな事故が発生するかもしれません。

人や物に被害が及ばないよう、普段から屋根の状態について関心を持つことが大切です。

雨漏り

ニチハのパミールをメンテナンスせずにそのまま放置していると、雨漏りする恐れがあるので注意しましょう。

カビやダニなどが発生し、腐食してしまうかもしれません。

雨漏りが進行してしまうと、最悪の場合は住宅が倒壊してしまいます。

成田崇
成田崇
ずれた屋根材の隙間から雨水が侵入してしまいます

屋根裏などの見えない部分で雨漏りが進行している場合も十分考えられるので、

定期的にメンテナンスを行い、雨漏りなどの問題を未然に防ぎたいところ。

塗装できない

ニチハのパミールは再塗装できない問題が存在します。

強度が高くないため、高圧洗浄により崩壊する恐れがあります。

高圧洗浄せずに再塗装したとしても、長く持たないので注意してください。

成田崇
成田崇
屋根 塗装しても表層が剥がれてしまうので全く意味がありません

修繕する際、カバー工法か葺き替え工法のどちらか一方を用いることになります。

屋根の状態に応じて、修繕の方法が変わってきます。

カバー工法は葺き替え工法に比べて費用が安く済みますが、

劣化の状態によっては葺き替え工法が適しているかもしれません。

太陽光パネルをできない

太陽光発電で電力を賄いたいと感じている方もいるのではないでしょうか?

ニチハのパミールの場合、太陽光パネルを設置できない問題も発生します。

どうしても、太陽光発電を導入したいと感じている方は屋根材の変更が求められます。

保証が期待できない

発売から10年以上経過しているため、保証による期待がしにくい点も問題のひとつ。

スレート屋根のメーカー保証は一般的に2~5年です。

多くのノンアスベストのメーカーの場合、経年劣化による不具合とみなすケースが多いので注意してください。

ニチハのパミールかどうかを見分けるポイント

ニチハのパミールとその他の屋根材を見分けるポイントを知りたい方も多いのではないでしょうか?

屋根材によって、それぞれ違った特徴があります。

普段から住宅の状態をチェックする際、

住宅に用いられている素材について関心を持っておくことが大切です。

ニチハのパミールの場合、以下の特徴が挙げられます

成田崇
成田崇
先端の段差が等間隔なのが特徴です

・先端の凹凸が等間隔になっている

・縦のラインが薄く入っている

ニチハのパミール以外の屋根材も注意が必要

ニチハのパミールだけ注意すれば良いわけではありません。

アスベストの規制が始まった頃に製造されたスレート屋根も注意したいところ。

現在は品種改良された屋根材が流通しています。

施工の仕方や立地、災害などにより、予想よりも早く屋根材が劣化してしまう可能性があります。

屋根材に関する悩みがある場合は業者に相談するのが大事

ニチハのパミールに限らず、屋根材について悩みがある場合は、業者に一度相談するのがおすすめです。

屋根の状態をチェックして頂けるだけでなく、

リフォーム・リノベーションに関して思いもよらないアドバイスが頂けるかもしれません。

また、業者によっては、ドローンや高所カメラで屋根の状態を細かく調査する場合があります。

納得のいく修繕工事を行うためにも、業者に関する情報収集を入念に行いたいところ。

施工事例はもちろん、費用やサービスの内容などをチェックすることが大切です。

気になる業者でリフォーム・リノベーションを依頼した方が近くにいる場合、

話を一度聞いてみてはいかがでしょうか?

まとめ

ニチハのパミールはアスベストが規制され始めた頃に発売された屋根材。

ひび割れや剥離、屋根のズレなどの問題が発生するため、注意が必要です。

見分けるポイントは、先端の凹凸や縦のラインが薄く入っているかどうかの2点が挙げられます。

屋根材の不具合を放置し続けると、後で取り返しのつかない事態に発展する可能性もゼロではありません。

住宅に関する悩みがある場合、業者に相談し、適切なアドバイスを受けましょう

 

 

 

 

ニチハパミールや屋根修理のご相談はこちらまで

 

 

この記事を書いた人

成田 崇

  • 瓦ぶき2級技能士
  • 瓦屋根工事技士
  • 瓦屋根診断技士

【趣味】サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行

〇かわらぶき2級技能士とは?

瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。

〇瓦屋根工事技士とは?

国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。

〇瓦屋根診断技士とは?

国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。

〇いらかの屋根外壁工事、施工得意エリア

平塚市・茅ヶ崎市・伊勢原市・藤沢市・鎌倉市・逗子市・葉山町・横浜市・厚木市・秦野市・小田原市・大磯町・二宮町・大井町・海老名市・大和市・綾瀬市・座間市・清川村・愛川町・相模原市・寒川町