2023年03月19日
屋根から雨漏り、その部分修理、その方法と費用とは?!
屋根から雨漏りが発生し、
部分修理を検討している方も多いのではないでしょうか?
長期に渡って住み続けるためには、修理の方法だけでなく、
どの位の費用がかかるかも知っておきたいところ。
自分だけでなく、家族や資産を守ることも大切です。
今回は、雨漏りを修理する方法と費用について解説します。
住宅について関心を持っている方は一度参考にしてください。
目次
屋根から雨漏りが発生した際にまず行うこと
まず、バケツやタオルで床が雨水で濡れないようにしましょう。
雨漏りをそのまま放置してしまうと、カビが発生するだけでなく、床材の劣化が起きます。
![成田崇](https://www.iraka-yane.com/wp-content/uploads/2022/10/NARITA-200x200-1.jpg)
最悪の場合、住宅が倒壊したり、健康被害に発展する恐れもあります。
いかに雨漏りの被害を最小限に抑えるかがポイント。
その後、雨漏りが発生している場所の写真を撮りましょう。 写真は雨漏りの原因と水の伝った跡を把握するのに重要です。
屋根からの雨漏りを部分修理する方法とそれにより発生する費用
屋根からの雨漏りを部分修理する方法として、以下のものが挙げられます。
・防水テープ
・コーキング
・屋根材の交換
・棟板金の交換
・煉瓦の積み直し
・谷桶の交換
・雨桶の修理または交換
屋根の状態を踏まえ、適切な修理を行うことが大切。
ここでは、部分修理の方法だけでなく、費用についても説明します。
雨漏りの対策について知りたいと感じている方は是非参考にしてください。
防水テープ・コーキング
防水テープ・コーキングはわずかな隙間から雨漏りしている場合に行われます。
細かなひび割れを見つけた際、いち早く補修を行うことが大切。
防水テープは応急処置のため、長期間の効果は望めません。
![成田崇](https://www.iraka-yane.com/wp-content/uploads/2022/10/NARITA-200x200-1.jpg)
コーキングを奥まで入り込むようにするのがポイントです。
防水テープ・コーキングの費用は約数千円~5万円。 状態によっては安く済みます。
屋根材の交換
屋根材の破損により、雨漏りが発生するかもしれません。
破損する原因として、自然災害や飛来物、屋根材を強く踏むなど多岐に渡ります。
雨漏りの被害を最小限に抑えるためにも、屋根材の交換を行いたいところ。 費用は約1万~5万円です。
棟板金の交換
棟板金は釘が緩んだり、一部が剥がれるなどの問題が発生します。
釘穴から雨水が侵入し、雨漏りに繋がるので注意してください。
棟板金を交換して雨漏りによる被害を最小限に抑えることが大切です。
費用は約20万~80万円。
棟瓦の積み直し
瓦屋根には、棟瓦が設置されています。
雨風で漆喰が剥がれたり、屋根土が流出する可能性があるので注意が必要。
雨漏りの被害を防ぐために棟瓦の積み直しが行われる場合があります。
費用は約50万~100万円です。
谷桶の交換
谷桶は経年劣化していきます。 歪みなどがあると、水が溜まり、腐食してしまう可能性があるので注意しましょう。
新しい谷桶に交換するのも部分修理の一環。
雨水が溜まりやすい場所に防水シートを重ね貼りするなどの対処が必要です。
費用は約3万~50万円。
場合によっては、50万円以上の費用がかかるかもしれません。
雨桶の修理または交換
雨桶の劣化により、屋根が破損しやすくなります。
繋ぎ目は力がかかりやすいので注意したいところ。
人によっては、雨桶に溜まったゴミをそのまま放置しているのではないでしょうか?
ゴミなどによる重みで雨桶が歪んでしまうかもしれません。
雨桶の修理や交換で雨漏りを発生しにくくするのも部分修理の一環です。
作業内容によっては1日で済む場合もあれば、数日かかる場合もあります。
費用は約1万~60万円。 工事の規模で大きな差が生じます。
火災保険で屋根の修理費用を賄えるかどうか
屋根の修理費用を十分用意できないので、
火災保険を利用したいと感じている方も多いのではないでしょうか?
![成田崇](https://www.iraka-yane.com/wp-content/uploads/2022/10/NARITA-200x200-1.jpg)
火災保険で屋根の修理費用を賄えるかどうかはケースバイケースです。
自然災害によって、被害が発生した際に火災保険が適用されます。
経年劣化の場合は火災保険が適用されないので、注意してください。
被害の状況により、保険金の金額が変わってきます。
経年劣化が著しい場合は全面改修するのもひとつの選択肢
現在、住んでいる住宅の築年数はどのくらいでしょうか?
場合によっては何十年も経過しているかもしれません。
経年劣化で至る所に破損が見られる際は全面改修するかどうか一度検討したいところ。
屋根から雨漏りが発生した際は業者に相談することが大事
屋根から雨漏りが発生した際、業者にいち早く連絡しましょう。
適切なアドバイスを受け、部分修理を行うか全面改修を行うか判断する必要があります。
![成田崇](https://www.iraka-yane.com/wp-content/uploads/2022/10/NARITA-200x200-1.jpg)
トラブルを避けるためにも、信頼できる業者を見つけてください。
施工実績や見積もり内容が分かりやすいかどうか、
保証内容などを細かくチェックすることをおすすめします。
まとめ
屋根から雨漏りが発生すると、カビの発生や床材の腐食などの問題に発展するので注意したいところ。
自分だけでなく、家族の生活を守ることも大切です。
屋根の状態をチェックし、適切な部分修理を行いましょう。
雨漏りの対策には、十分な知識と技術が求められます。
業者に関する情報収集を入念に行い、信頼できる業者を見つけてください
屋根修理や屋根からの雨漏りのご相談はこちらまで
電話の方は 0463-34-3501 まで
![](https://www.tenmado-senmon.com/info/wp-content/uploads/2022/10/NARITA-200x200.jpg)
この記事を書いた人
成田 崇
- 瓦ぶき2級技能士
- 瓦屋根工事技士
- 瓦屋根診断技士
【趣味】サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行
〇かわらぶき2級技能士とは?
瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。
〇瓦屋根工事技士とは?
国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。
〇瓦屋根診断技士とは?
国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。
〇いらかの屋根外壁工事、施工得意エリア
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