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【屋根用語】瓦屋根の名称・材料について解説!|平塚・株式会社いらか|屋根専門
瓦屋根の各名称・材料について解説!

日本に古くから存在する伝統的な瓦屋根。

高温多湿な日本の風土に適しており、耐久性・断熱性・見た目に優れた魅力的な屋根材です。

今回はそんな瓦屋根の各部分の名称、使用されている材料について解説していきます。

 

瓦とは?

瓦の起源ははっきりとはわかっておりませんが5000~4000年前のメソポタミア、あるいは2800年の中国が発祥であるという説があります。

日本では、588年に朝鮮半島の百済(くだら)から4人の瓦博士が来日し伝えたという記録が日本書紀に残されています。

JIS(日本産業企画)の製法区分では、釉薬瓦(陶器瓦)、いぶし瓦、無釉瓦に分けられます。

10~20mmの厚みがある瓦は、見た目が美しだけでなく断熱性能に優れ、適切なメンテナンスを行えば100年以上の耐久性を誇ります。

 

桟瓦(さんがわら)

日本の瓦屋根で最も一般的に使われている、波形でS字のような形状をしている瓦です。

屋根のの大半の部分に使用されています。

2022年4月のガイドライン法により、地震や台風による飛散・脱落を防ぐため、すべての瓦を釘やビスで固定する方法が新築時に義務化されました。

現在では釘穴にビスを打ち込み、しっかりと屋根に緊結する施工が標準となっています。

 

瓦桟(かわらざん)

「桟木(さんぎ)」とも呼ばれます。

瓦を固定するために下地材の上に水平方向に取り付ける木材のことです。

地域や施工者によっては、瓦桟の上に縦方向にも敷かれることがあります(縦桟といいます)。

桟瓦の裏側には爪が2カ所ついており、その爪で瓦桟にひっかけ桟瓦をおさめます。

 

雪止め瓦(ゆきどめがわら)

瓦の表面に駒のような突起がついた瓦です。

屋根に積もった雪が一気に滑り落ちて、軒下の車や歩行者に被害が出るのを防ぎます。

 

 

のし瓦

屋根の頂上部分(棟)に使用される、平たく緩やかに湾曲した瓦です。

棟は屋根の接合部であるため雨水が侵入しやすいです。

そのため、葺き土というのし瓦を抑える土を内部に詰め、その上にのし瓦を何段にも積み重ねて防水性を高めます。

かつてはこの積む段数が多いほど、格式が高い印象になったと言われております。

 

冠瓦(かんむりがわら)

棟の最上部に被せる瓦のことです。

雨水の侵入を防ぐ実用的な役割に加え、装飾の役割も兼ねております。

丸みを帯びた形状が一般的ですが、角形や三角形のものなどもあります。

 

漆喰(しっくい)

消石灰を主原料とした塗り壁材です。

桟瓦とのし瓦を固定する葺き土が雨風などで流れ出さないよう、隙間を埋めて保護する役割があります

瓦自体は長持ちしますが、漆喰の寿命は20年ほどであるため、定期的なメンテナンスが必要になります。

 

軒先瓦

瓦の軒先に使用する瓦材です。

屋根裏への雨水の侵入や強風の吹き込みを防ぎます

先端に「万十(まんじゅう)」と呼ばれる丸い飾り板がついたものが主流ですが、弊社(いらか)では昨年、高い技術を要する「一文字瓦」の施工を行いました。

一文字瓦は下端が一直線に揃うため、シンプルで真直ぐとした美しさが特徴です。

 

鬼瓦

棟の端部分に据えられる、装飾瓦です。

雨水の侵入を防ぐ役割も兼ねていますが、古くから厄除けや魔除けの意味合いで設置されています。

名称は鬼ですが、実際には家紋や縁起物など様々な種類があります。

 

 

まとめ

瓦屋根は、昔からの知恵と現代の技術が融合した、日本に最適な屋根材です。

正しい名称や役割を知ることで、住まいのメンテナンスはよりスムーズになります。

 

大切な住まいを守る瓦のことなら、ぜひお気軽にご相談ください。

 

屋根工事に関するご相談はこちらまで

 

 

この記事を書いた人

成田 崇

  • 瓦ぶき2級技能士
  • 瓦屋根工事技士
  • 瓦屋根診断技士

【趣味】サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行

〇かわらぶき2級技能士とは?

瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。

〇瓦屋根工事技士とは?

国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。

〇瓦屋根診断技士とは?

国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。

〇いらかの屋根外壁工事、施工得意エリア

平塚市・茅ヶ崎市・伊勢原市・藤沢市・鎌倉市・逗子市・葉山町・横浜市・厚木市・秦野市・小田原市・大磯町・二宮町・大井町・海老名市・大和市・綾瀬市・座間市・清川村・愛川町・相模原市・寒川町

【屋根用語】屋根工事の種類について解説!|平塚・株式会社いらか|屋根専門
屋根工事の種類について解説!

屋根工事は屋根の状態や予算に合わせて、最適な方法を選ぶことが大切です。

今回は3つの工事について、特徴やメリット・デメリットなどをまとめましたのでぜひ参考になれば幸いです。

 

塗り替え工事

屋根の表面を塗装し直す、最も手軽な工事方法です。

メリット

屋根全体の工事の方法で最も工期が短く、費用も抑えられます。

色を変えることで、外観のイメージを一新することができます。

金属屋根の場合、錆び予防になるため耐久性が向上します。

 

デメリット

あくまで美観目的の施工のため、雨漏りを止めたい、屋根の寿命を延ばしたいなどの場合は解決にはなりません。

また、下地材や屋根材の劣化が激しい場合やすでに何度も重ね塗りしている屋根材には、施工できない場合があります。

 

施工可能な屋根材

金属(トタン・ガルバリウム鋼板)、スレート(コロニアル・カラーベスト)など

 

 

重ね葺き工事(カバー工法)

既存の屋根の上に、新しい下地材と屋根材を上から重ねる工法。

メリット

既存の屋根を壊す手間がないため葺き替えに比べて工期が短く、古い屋根材の処分費用も節約できます。

屋根材が二重になることで断熱性と遮音性が向上します。

 

アスベストを使用した屋根の上にも使用できます。

環境に配慮しながら安全な屋根を手に入れられるのも、カバー工法の魅力です。

 

デメリット

カバー工法は既存の屋根の上に新しい屋根材を重ねるため、屋根の総重量が増すというデメリットがあります。

そのため、使用できる屋根材は金属屋根やアスファルトシングルなど、軽量な屋根材に限られます。

 

また、すでに雨漏りが発生している屋根や、築年数が古く下地や屋根裏まで傷んでいる屋根には、カバー工法を行うことができません。

 

さらに、瓦屋根(日本瓦・洋瓦・セメント瓦)は屋根自体が重く、凹凸もあるため、基本的にカバー工法には対応していない点にも注意が必要です。

 

葺き替え工事

既存の屋根材をすべて撤去し、下地から新しくする方法です。

メリット

下地材ごと新しくするので、新築時のような仕上がりになります。

屋根の軽量化を図ることで耐震性を高めることも可能です。

屋根材の選択肢も広がります。

(※建物は既存の屋根荷重に耐えられるように柱などの構造計算をしているため、既存の屋根材よりも重い屋根材は難しいため注意が必要です。)

 

デメリット

工事期間が長く解体処分費がかかるため、費用が高額になってしまいます。

また、アスベストを含む屋根材では、アスベストの飛散対策や廃棄に注意しなければならないので、葺き替えを検討している際は留意しましょう。

 

番外編:葺き直し工事

和瓦が葺かれている屋根では、瓦自体の耐用年数が長いため、下地材のみを交換し既存の瓦を再利用する方法があります。

これを「葺き直し」といいます。

ただし、すべての瓦が再利用できるわけではなく、割れや欠け、著しい劣化が見られる瓦については交換が必要になる場合もあります。

新しい屋根材を購入する必要がなく、古い瓦の処分費用も抑えられるため、状態が良好な瓦が多い場合には葺き直しを検討してみてはいかがでしょうか。

 

まとめ

それぞれの工法には、費用・耐久性・目的に応じた違いがあります。

現在の屋根の状態や今後のライフプランに合わせて、屋根工事をご検討ください。

 

屋根工事に関するご相談はこちらまで

 

 

この記事を書いた人

成田 崇

  • 瓦ぶき2級技能士
  • 瓦屋根工事技士
  • 瓦屋根診断技士

【趣味】サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行

〇かわらぶき2級技能士とは?

瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。

〇瓦屋根工事技士とは?

国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。

〇瓦屋根診断技士とは?

国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。

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【屋根用語】屋根材の種類について詳しく解説!|平塚・株式会社いらか|屋根専門
屋根材について詳しく解説!

屋根材は、屋根の見た目を決めるだけでなく、雨や風、紫外線から住まいを守る重要な役割を担っています。

瓦やスレート、金属屋根など、屋根材にはいくつかの種類があり、それぞれ特徴が異なります。

今回は、代表的な屋根材の種類と特徴について解説していきます。

 

和瓦

日本に古くからある、伝統的な屋根材です。

瓦の起源ははっきりとはわかっておりません。

5000~4000前のメソポタミアか、2800年の中国が発祥の地であるという説があります。

日本では、588年に朝鮮半島の百済より4人の瓦博士が来日し伝えたという記録が日本書紀にあります。

JISの製法区分では、釉薬瓦(陶器瓦)、いぶし瓦、無釉瓦に分けられます。

10~20mmの厚さがあり、見た目が美しく断熱性能に優れ、メンテナンスをすれば100年以上の耐久性を持ちます。

棟押さえの漆喰や谷樋などが劣化すると雨漏りの原因となるため、定期的な点検をおすすめします。

点検の目安は5~7年です

 

スレート瓦

セメントと石綿を85:15で混合して作られた瓦。

日本の住宅で最も普及している屋根材です。

メーカーによっては「コロニアル」「カラーベスト」とも呼ばれています。

厚さ4.5mmと薄く、軽量で安価なうえ、色や形状などのデザインが幅広くあります。

経年劣化で「踏み割れ」や「コケ」「カビ」などが生じ、雨漏りなどで下地の板が痛み始めるケースが多いため注意が必要です。

 

 

金属屋根

屋根材の中でも最も軽量で施工がしやすく耐震性、耐熱性、耐水性に優れています。

逆に蓄熱しやすいため、断熱性は低いです。

「ガルバリウム鋼板」「銅板」「カラー鉄板」などの種類があります。

剥がれ、錆、色あせ、浮きなどの劣化が軒先から始まることが多いため、メンテナンスが必要になります。

 

 

モニエル瓦

セメントと川砂を混合して作られた「乾式コンクリートの瓦」で、ヨーロッパ発祥のセメント瓦の一種です。

最近では世界40ヵ国で使用されています。

金属屋根に比べて防音性、断熱性、耐火性に優れているのが特徴。

瓦表面の塗膜がれ劣化しスラリー層が現れます。

そのスラリー層からコケが付着してコケが目立ってきたらメンテナンスのサインです。

 

 

アスファルトシングル

1860年代にアメリカで考案されました。

アスファルトとガラス繊維を組み合わせ、表面に細かい石粒を乗せたシート状の屋根材です。

ハサミ等で簡単にカットができるため、施工がしやすい特徴があります。

北米では8割以上がこのシングル屋根を使用しています。

軽量で柔軟性があり、割れの心配がありません。カバー工法に用いることもできます。

寒さには強いですが暑さや湿気に弱く、経年劣化により膨れや巻き上がりなどの不具合が発生するため注意が必要です。

 

まとめ

屋根材には、時代や住宅のスタイルに合わせた流行があります。

ただし、流行している屋根材が、すべての住宅に合うとは限りません。

建物の構造や立地条件、今後のメンテナンスを考えたうえで選ぶことが大切です。

屋根材選びでお悩みの際は、お気軽にご相談ください。

 

屋根工事に関するご相談はこちらまで

 

 

この記事を書いた人

成田 崇

  • 瓦ぶき2級技能士
  • 瓦屋根工事技士
  • 瓦屋根診断技士

【趣味】サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行

〇かわらぶき2級技能士とは?

瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。

〇瓦屋根工事技士とは?

国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。

〇瓦屋根診断技士とは?

国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。

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