2026年01月26日
台風シーズンになると屋根に被害が及ぶ可能性があります。
今回は、実際に起こった強風被害の事例を3つ挙げ、それぞれの原因や対策について解説していきます。
※この記事の内容は、YouTubeでも解説しています。
▶実際にあった台風強風被害3選についての解説動画はこちら
棟板金(むねばんきん)の飛散
屋根の頂上部分にある「棟」と呼ばれる金属の板が飛ばされる被害です。

原因
棟板金を固定する木材(貫板)が経年劣化で傷んでしまい、釘が効かなくなることで風に飛ばされやすくなります。
対策
10〜15年に一度の塗装で足場をかける際、塗装だけでなく、必ず棟の点検を行いましょう。
緩みがあれば打ち直しや補強を行うことが重要です。
塗装をしない場合でも、10年に一度は無料点検を受けるのが理想的です。
もし棟板金が飛ばされてしまった場合は、全日本瓦工事業連盟や日本屋根外装工事協会の公式HPから、近くの屋根専門店に相談しましょう。
交換費用の目安は20~30万円です。
スレート屋根は、見た目を綺麗にする塗装にお金をかけるより、棟板金のメンテナンスに予算を回す方が、実質的な飛散被害を確実に防ぐことができます。
棟瓦の崩壊
古い瓦屋根の頂上部分が崩れたり、飛ばされたりする被害です。
事例のお宅では、棟の崩落から防水シートに穴が開き、深刻な雨漏りが発生していました。

原因
昔の工法では瓦の固定に屋根土が使われていました。
この土が経年劣化で砂状になり、保持力を失うことで崩れやすくなります。
また、下地の防水シートが紙製である場合、経年劣化で柔軟性が失われ、折り返しの部分からパキッと割れて穴が開く原因になります。
対策
外壁塗装などで足場をかける場合、棟も点検してもらいましょう。
瓦本体は長持ちしますが、棟は定期的なメンテナンスが必要です。
交換費用は棟の長さによりますが、50万円前後が目安です。
修理箇所が多い場合は100万円ほどかかることもありますが、棟をしっかり修理することで瓦屋根全体の寿命を延ばすことができます。
スレート屋根の割れ
屋根材の一部が割れて飛んでいってしまう被害です。
屋根材が割れると、塗装された表面が剥がれて下地の色が見えたり、防水シートや釘を打っている箇所が露出したりしてしまいます。
見た目は衝撃的ですが、屋根材の下には防水シートがあるため、すぐに雨漏りするわけではありません。
1ヶ月以内を目安に信頼できる屋根専門店へ相談することが推奨されます。

原因
根本的な原因は、台風そのものよりも、過去に人が屋根に乗ったことでついたヒビ(踏み割れ)であることがほとんどです。
スレートの厚みはわずか5.5mmです。
年数が経ち、屋根材が反って浮いた状態のところに台風の強い風圧がかかることで、踏み割れの亀裂から一気に割れてしまいます。
対策
スレート屋根を長持ちさせるには、屋根に人を登らせないことが最大の防衛策となります
部分的な補修費用は10万〜20万円ほどですが、1箇所割れたということは他の場所にも「踏み割れ予備軍」が無数にある可能性が高いと言えます。
補修を繰り返すリスクを避けるため、将来を見据えて150万円ほどかけて「カバー工法」などで全面リフォームする方がトータルコストでは安くなるケースも多々あるため、スレート屋根で部分補修を検討している場合は注意が必要です。
まとめ
今回は、台風や強風による実際の被害事例を3つご紹介しました。
強風への備えは、早めの点検と、屋根を傷めないためのちょっとした意識から始まります。
屋根について気になることがございましたら、まずは信頼できる専門家へ相談してみてください。
屋根工事に関するご相談はこちらまで
電話の方は
0463-34-3501 まで
この記事を書いた人
成田 崇
- 瓦ぶき2級技能士
- 瓦屋根工事技士
- 瓦屋根診断技士
【趣味】サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行
〇かわらぶき2級技能士とは?
瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。
〇瓦屋根工事技士とは?
国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。
〇瓦屋根診断技士とは?
国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。
〇いらかの屋根外壁工事、施工得意エリア
平塚市・茅ヶ崎市・伊勢原市・藤沢市・鎌倉市・逗子市・葉山町・横浜市・厚木市・秦野市・小田原市・大磯町・二宮町・大井町・海老名市・大和市・綾瀬市・座間市・清川村・愛川町・相模原市・寒川町




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