ブログ

ガルバリウム屋根の弱点について徹底解説!|平塚・株式会社いらか|屋根専門
ガルバリウム屋根の弱点について徹底解説!

ガルバリウム鋼板は錆びに強い非常に優秀な屋根材です。

しかし、どのような屋根材にもメリット・デメリットは存在します。

 

今回は、ガルバリウム屋根の弱点にスポットをあてて徹底解説していきます。

後悔しないための対策もあわせてご紹介しますので、ぜひ参考になれば幸いです。

 

※この記事の内容は、YouTubeでも解説しています。

▶ ガルバリウム鋼板についての解説動画はこちら

 

ガルバリウム鋼板とは

屋根材の中でも最も軽量で施工がしやすい屋根材です。

これまで金属屋根といえば、トタンが一般的に使用されていましたが、トタンは錆びやすく耐用年数は10~20年程度でした。

その後、ガルバリウム鋼板が登場しました。

ガルバリウム鋼板はアルミニウム・亜鉛・シリコンでできたメッキ鋼板で耐用年数が長く、耐震性、耐熱性、耐水性に優れているという特徴があります。

 

雨音が響きやすい

ガルバリウムは薄い金属板のため、激しい雨が降ると「カンカン」という高い音が室内に響くことがあります。

雨が強い日には気になる方もいるのではないでしょうか?

瓦屋根の場合は、陶器製で屋根に厚みがあり、さらに野地板と瓦の間に空間があるため基本的に音の問題は発生しません。

しかし、ガルバリウム屋根の場合は素材自体が薄いためどうしても音が響きやすくなってしまうのです。

 

対策

「断熱材一体型」のガルバリウム屋根を選びましょう。

裏面に断熱材がついているタイプであれば、音を吸収して騒音を大幅に軽減することができます。

 

錆び

ガルバリウムは錆びに強い屋根材ですが、絶対に錆びないわけではありません。

 

以下のような環境では、錆が発生するリスクが高まります。

・沿岸地域での塩害

・都市部の酸性雨

・線路の近く(鉄粉が舞い錆の原因に)

 

また、錆びやすい箇所として

・水の溜まりやすい折り返し部分

・エアコン室外機の水が当たる部分

・屋根に溜まったままの落ち葉(湿気がこもる原因)

・施工時に人が上った際の傷

などが挙げられます。

 

多くのメーカーは錆びた際の保障を設けていますが、保証対象は「製品不良に対する錆び」のみです。

塩害やエアコンの排水等による錆びは、環境的要因であるとみなされ保証対象外となる場合があるため注意が必要です。

 

対策

定期的なメンテナンスを行い、水が溜まる場所や異常がないかを確認をしましょう。

また、塩害地域では定期的な水洗浄を行うことで、錆び予防に大きな効果があります

 

断熱性

屋根材自体が薄いため、熱を通しやすく夏場や2階が非常に暑くなりやすいです。

エアコンが効きにくいといった悩みに繋がることもありあす。

対策

「断熱材一体型」の屋根材を使用することで、雨音対策暑さ対策と一緒に暑さ雨音対策にも効果的です。

 

また、遮熱シートを屋根材の下に敷くのも有効です。

断熱材は熱を溜め込む性質があり、温まりきると断熱効果が効かなくなってしまいますが、遮熱シートは熱を跳ね返すため夏場の暑さ対策におすすめです。

 

さらに、棟換気を設置することで屋根裏に溜まった熱気を外へ逃がし、室内環境の改善にもつながります。

 

初期費用の高さ

ガルバリウム屋根は、スレート屋根と比較すると初期費用がおよそ1.5~2倍程度と高めです。

しかし、長期的な視点で見ると、スレート屋根は10年ごとに塗装によるメンテナンスが推奨されるのに対し、ガルバリウム屋根は色褪せてくる可能性はありますが、20~25年程度はメンテナンスが無しでも耐えられる場合が多いです。

そのため、トータルコストではガルバリウム屋根の方が安くなるケースも少なくありません。

 

施工不良トラブル

ガルバリウムの施工には専門知識が必要です。

各社定められた施工マニュアルに沿った施工が出来ていないと、雨漏りの原因になってしまったり、メーカー保証が受けられなくなる恐れがあります。

 

具体的な施工不良の例として

・雨仕舞い(防水処理)を理解していない業者による施工

・屋根勾配に適さない材料の使用

・釘のピッチ(間隔)が不適切で、強風時に屋根が飛んでしまう

などがあります。

 

対策

信頼できる施工業者を選ぶことが何より重要です。

ホームページで金属屋根の施工事例が豊富か、Googleレビューの評価が良いかを確認しましょう。

 

また、「棟部分の捨て板金(下地の板金)は必要ですか?」「この勾配でこの屋根材は大丈夫ですか?」といった専門的な質問をし、即答できるかどうかも判断材料になります。

 

見積りを取る際、複数社から見積もりを取ることもあるでしょう。

その際に、価格だけで判断しないことが大切です。

純正品を使わずに安く済ませる業者の場合、保証が受けられないことがあります。

 

工事中の現場や、業者の倉庫を見せてもらうのも信頼できる施工業者を選べる対策になります。

倉庫が無い会社の場合、下請けに丸投げしている可能性が高いです。

 

後悔しないためのポイント

ガルバリウム屋根を選んだ際に後悔しないよう、定期的なメンテナンスを行いましょう。

5~10年に一度、無料点検を利用するのがおすすめです。

また、外壁塗装で足場を組んだ際には軽く屋根を散水してもらうだけでも錆びの防止になります。

 

まとめ

ガルバリウム屋根は耐久性・軽量性・メンテナンス性に優れた非常に魅力的な屋根材です。

一方で、雨音・断熱性・錆び・初期費用・施工品質など、知っておくべき弱点も存在します。

後悔しない屋根選びを行うためにも、ガルバリウム屋根のメリット・デメリットを正しく理解したうえで、自分の住まいや環境に合った選択をしていきましょう。

 

屋根工事に関するご相談はこちらまで

 

 

この記事を書いた人

成田 崇

  • 瓦ぶき2級技能士
  • 瓦屋根工事技士
  • 瓦屋根診断技士

【趣味】サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行

〇かわらぶき2級技能士とは?

瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。

〇瓦屋根工事技士とは?

国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。

〇瓦屋根診断技士とは?

国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。

〇いらかの屋根外壁工事、施工得意エリア

平塚市・茅ヶ崎市・伊勢原市・藤沢市・鎌倉市・逗子市・葉山町・横浜市・厚木市・秦野市・小田原市・大磯町・二宮町・大井町・海老名市・大和市・綾瀬市・座間市・清川村・愛川町・相模原市・寒川町