2023年06月12日
目次
工場や店舗、倉庫などで使われる折半屋根のメンテナンス方法って?!
雨風などを防ぐために屋根が欠かせません。
工場や店舗、倉庫などにおいて、折板屋根が使われている場合が多いです。
一体どのような方法で折板屋根をメンテナンスすれば良いか悩んでいる方もいるのではないでしょうか?
今回は、折板屋根のメンテナンス方法について解説します。
リノベーションなどを予定している方は一度参考にしてください。
折板屋根のメンテナンス方法
折板屋根の状態をチェックし、適切な方法でメンテナンスを行うことが重要です。
主なメンテナンス方法は以下の通り。
・屋根塗装
・カバー工法
・葺き替え工法
![成田崇](https://www.iraka-yane.com/wp-content/uploads/2022/10/NARITA-200x200-1.jpg)
早速ですが、各メンテナンス方法について説明します。
屋根塗装
折板屋根に色褪せや軽い錆などが見られた場合、屋根塗装で錆が拡がらないようにするケースがあります。
重ねを採用している折板屋根はボルトが露出しているので、早めに屋根塗装を行うのが大事。
ボルトが露出していると、錆が拡がりやすいです。
![成田崇](https://www.iraka-yane.com/wp-content/uploads/2022/10/NARITA-200x200-1.jpg)
まず、折板屋根の錆を落とします。
その後、錆止め塗料を下塗に塗布。 中塗りと上塗を行ったら完了です。
カバー工法
カバー工法は、折板屋根の上に新しい屋根材を被せるメンテナンス方法。
折板屋根と新しい屋根材の間に断熱材を設置することにより、断熱性を向上させることができます。
断熱性に優れているかどうかで住み心地が変わります。
廃材費がかからないのに加え、工期を短縮できるのがメリット。
![成田崇](https://www.iraka-yane.com/wp-content/uploads/2022/10/NARITA-200x200-1.jpg)
メンテナンスをなるべく早く済ませたい方はカバー工法を一度検討してはいかがでしょうか?
葺き替え工法
葺き替え工法は折板屋根を撤去し、新たな屋根材に葺き替える工法。
カバー工法で対処するのが難しい場合、葺き替え工法を行う必要が出てきます。
屋根を頑丈にしたいと感じている方は一度検討することをおすすめします。
葺き替え工法を行っている間、車庫などが機能しなくなる点に注意してください。
折板屋根をメンテナンスする頻度
10~15年ごとに折板屋根の点検を行い、必要に応じてメンテナンスを心掛けるのが大切です。
普段から、建物の状態に関心を持ちましょう。
折板屋根の耐用年数は20~30年。
耐用年数が近づいてきたら、新しい屋根材に交換するかどうか検討することをおすすめします。
折板屋根のメンテナンス費用
折板屋根のメンテナンスを進めていく上で一体どのくらいの費用がかかるかも知っておきたいところ。
メンテナンス費用の相場は以下の通りです。
・屋根塗装:約4,000~7,000円/㎡
・カバー工法:約5,000~8,000円/㎡
・葺き替え工法:約13,000~18,000円/㎡
どの業者に依頼するか・時期などにより、費用が変わってきます。
折板屋根のメンテナンスが必要だと感じた際は一体どのくらいの予算があるか把握しておきたいところ。
DIYで済ませられるのか
折板屋根のメンテナンスをDIYで済ませようとすると、高所での作業を行う必要があります。
装備が不十分だと、落下事故に遭う可能性があるので注意が必要です。
また、時期によっては高温になっているかもしれません。
![成田崇](https://www.iraka-yane.com/wp-content/uploads/2022/10/NARITA-200x200-1.jpg)
熱中症などに注意しつつ、作業を進めていくことになります。
その他にも、折板屋根に適した塗料選びができるかどうかもDIYのポイント。
DIYは建物に関する知識や技術が求められるので、業者に依頼することをおすすめします。
折板屋根をメンテナンスする業者の選び方
折板屋根のメンテナンスを業者に依頼する際、信頼できるかどうか加味した上で依頼する必要があります。
入念に情報収集を行うのがメンテナンスを成功させるポイント。
業者の選び方を何点か紹介するので、折板屋根のメンテナンスを予定している方は一度チェックしてください。
施工実績が豊富か
業者の施工実績が豊富かどうかは選ぶ決め手。
公式サイトなどで過去の施工実績をチェックしてください。
また、創立年と設立年から折板屋根のメンテナンスの経験が豊富かどうかも判断する必要があります。
アフターフォローが充実しているか
工事が済んだら終わりではなく、その後のメンテナンスも重要です。
気になる業者を見つけたら、どのような保証を用意しているかも把握したいところ。
業者の理念に共感できるか
業者が一体どのような理念を掲げているかも依頼するかどうかの判断基準に挙げられます。
公式サイトなどに記載されている理念に共感した上で依頼することをおすすめします。
施工エリア
施工エリアは業者によって異なります。
場合によっては施工エリア外でも依頼することができますが、
諸経費が想像以上に高くなってしまうかもしれません。
施工エリアの範囲内かどうかで依頼するかどうか判断したいところ。
屋根に関するアドバイスを分かりやすく行うか
屋根に関するアドバイスを的確に行うかどうかも依頼するかどうかの判断基準に挙げられます。
リノベーションなどを進めていく上で疑問を解消することが大切。
疑問をそのままにしてしまうと、後で大きなトラブルに発展してしまう恐れがあります。
まとめ
折板屋根のメンテナンス方法は屋根塗装
・カバー工法
・葺き替え工法の3つです。
状態に応じて、メンテナンス方法を使い分けることになります。
また、費用や工期はメンテナンス方法によって変わるので、リノベーションなどを予定している方は注意したいところ。
これから、折板屋根のメンテナンスを予定している方は信頼できる業者に一度相談してはいかがでしょうか?
工場や店舗、倉庫の雨漏り屋根修理のご相談はこちらまで
電話の方は 0463-34-3501 まで
![](https://www.tenmado-senmon.com/info/wp-content/uploads/2022/10/NARITA-200x200.jpg)
この記事を書いた人
成田 崇
- 瓦ぶき2級技能士
- 瓦屋根工事技士
- 瓦屋根診断技士
【趣味】サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行
〇かわらぶき2級技能士とは?
瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。
〇瓦屋根工事技士とは?
国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。
〇瓦屋根診断技士とは?
国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。
〇いらかの屋根外壁工事、施工得意エリア
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