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屋根屋社長が暴露、屋根業者選び決定版!|平塚・株式会社いらか|屋根専門
屋根屋社長が暴露、屋根業者選び決定版!

屋根工事は、工事金額が大きく、万が一不具合が起きた場合の影響も小さくありません。

そのため、価格だけで判断してしまうと、後から想定外の問題が生じる可能性があります。

 

屋根業者選びでは、「コスト」と「保証」のバランスをどのように考えるかが重要です。

価格を重視するのか、保証や安心感を重視するのかによって、選ぶべき業者は変わります。

この点を十分に理解せずに決めてしまうと、結果に満足できないケースもあります。

 

この記事では、屋根工事を検討する際に押さえておきたい基本的な考え方と、業者選びのポイントを分かりやすく解説します。

 

 


 屋根業者のタイプ

屋根修理の市場には、主に5つの業者タイプが存在します。

それぞれビジネスモデルが異なり、価格や保証、品質管理の体制にも違いがあります。

 

屋根専門業者(個人事業主・法人組織)

実際に施工を行う中心的な存在です。

個人事業主は固定費が少なく価格を抑えやすい一方、保証や経営基盤には差があります。

法人組織は管理体制や保証制度を整えている場合が多く、比較的安定しています。

 

塗装屋・総合リフォーム会社

屋根工事を自社で施工せず、受注後に下請け業者へ依頼することが多い中間業者です。

屋根に関する専門知識が十分でないケースもあり、品質管理の面で差が出やすい傾向があります。

 

集客専門会社

インターネット上で集客し、地元の業者へ案件を紹介してマージン(仲介手数料)を得る仕組みです。

自社で施工は行いません。

 

大手ハウスメーカーのリフォーム部門

高いブランド力と充実した保証体制が特徴です。

安心感はありますが、価格は最も高くなる傾向があります。

実際の施工は専門の下請け業者が担当します。

 


業者選びの「3つのルート」

屋根業界は大きく分けて3つの選択肢があります。

それぞれのメリット・デメリットを紹介します。

 

【ルート1】安さ重視

対象

個人事業主の屋根専門業者

 

メリット

中間マージンなしで安く、価格交渉がしやすいです。

大手ハウスメーカーの半額程度の価格設定も有り得ます。

 

デメリット

保証はほぼ存在しません。

会社の持続性も不透明です。

工事後は職人との信頼関係のみが頼りです。

 

業者発見方法: 全日本瓦工業連盟で、ホームページを持たず電話番号のみ掲載されている業者を探す。

 

【ルート2】保証を最優先

対象

大手ハウスメーカーのリフォーム部門

 

メリット

企業信用力が高く、倒産リスクが極めて低いです。

長期保証が確実に機能します。対応も極めて丁寧です。

 

デメリット

価格が最も高いです。

個人事業主の約2倍の費用が目安になります。

 

業者発見方法: 各ハウスメーカーの公式チャンネルから問い合わせる。

 

【ルート3】品質・保証・価格のバランスを取る

対象

大手ハウスメーカーの下請けを担う、法人組織の屋根専門業者。

 

 

メリット

メーカーの厳しい審査を通っているため、経営も安定しており、独自の保証も備えています。

ハウスメーカー直請けよりは費用が安いです。

 

デメリット

個人事業主よりは、費用が高くなります。

 

業者発見方法: 全日本瓦工業連盟で、自社ホームページを持ち、かつ「大手ハウスメーカーの施工実績」を明記している会社を探す。

 

 


避けた方がいい業者

以下の業者は、構造的に発注者にとって不利な条件となりやすいため注意が必要です。

 

・塗装屋・総合リフォーム屋

・ネットの集客専門サイト

 

中間マージン(仲介手数料)の発生

自社に職人がいないため、受注した後は下請けの屋根業者にそのまま流します。

中間マージンが発生する分、同じ内容の工事でも割高な費用を支払うことになってしまいます。

 

専門知識の不足

管理担当者に屋根の専門知識がないため、正しい施工が行われているか判断できません。

その結果、施工不良を見逃してしまうリスクが非常に高くなります。

 

保証が消えるリスク

業界としての倒産リスクも比較的高く、長期保証が反故にされる可能性があります。

市場の検索結果の大半を占めるため、特に注意深い見極めが必要です。

 

見抜くポイント

上記のような業者を避けるにはどうしたら良いのでしょうか。

 

一番確実なのは、実際に会社を訪問し自社の倉庫に屋根材が保管されているかを確認することです。

 

事務所だけで倉庫がない、あるいは倉庫に資材がひとつも置かれていない業者は、自社で施工能力がない中間業者の可能性が極めて高いです。

 

 


 見積もりで見るべきポイント

屋根工事の見積もりを取る際、多くの方が2〜3社から相見積もりを取ります。

相見積もりを取ると、安いところに目が向きがちですが、安すぎる見積もりには必ず理由があります。

同じ屋根材を使った工事でも、業者によって品質に大きな差が生じるため、以下の点に注意して慎重に検討しましょう。

 

価格だけで判断するリスク

屋根工事の品質は「屋根材」と「施工技術」がそれぞれ半分を占めると言えます。

どれだけ優れた屋根材を使用しても、職人の技術が不十分であれば、その性能を十分に発揮することはできません。

 

特に注意すべきは、以下の2点です。

 

<施工マニュアルの遵守>

メーカーが定める施工マニュアルを守っているかどうかが極めて重要です。

マニュアル通りに施工されていない場合、万が一屋根材の落下などの不具合が発生しても、メーカー保証の対象外になる可能性があります。

 

<純正部材の使用>

屋根材本体だけでなく、水切りや棟板金といった「純正の板金部材」を使用しているかも確認が必要です。

見えない部分で安価な代替品を使う業者も存在し、保証が適用されない原因となります。

 

「一式」見積もりの危険性

「屋根工事一式 〇〇円」のように項目が極端に少ない見積書には注意が必要です。

工事内容の内訳が不明確なため、後から追加費用が発生したり、必要な工事が含まれていなかったりするケースがあります。

見積書に以下の項目が含まれているか、また何を使用するのかを具体的に確認しましょう。

 

・換気棟

・雪止め

・防水シート(ルーフィング)の種類

・軒先水切り、ケラバなどの各部材

 

これらの詳細を質問することで、業者側も丁寧に対応せざるを得なくなり、手抜き工事の抑止にも繋がります。

 

 業者と担当者の「専門性」を見極める

良い施工を確保するためには、業者の信頼性を見極めることが不可欠です。

見積もり依頼する際には、以下の点を確認しましょう。

 

建設業許可の有無:「屋根工事業」の許可を持っているか

職人の保有資格:どのような資格を持つ職人が施工を担当するのか。

担当者(営業・現場管理者)の専門知識と資格:担当者自身が屋根に関する専門資格や知識を持っているか。

 

現場の品質は、職人の技術だけでなく、それを管理する現場監督の能力に大きく左右されます。

特に、屋根専門ではないリフォーム会社などは、管理者が専門知識に乏しく、適切な指示や品質管理ができない場合があります。

知識のある管理者がいるかどうかは、手抜き工事を防ぎ、工事全体の質を保つ上で非常に重要です。

金額だけでなく、業者の許認可、職人や管理者の専門性も合わせて総合的に判断することが、満足のいく屋根工事に繋がります。

 

 


まとめ

屋根修理業者を選ぶうえで重要なのは、「コスト」と「保証」の関係を理解することです。

優先順位によって最適な選択肢は異なり、絶対的に最良といえる業者は存在しません。

 

価格を最優先にするのであれば、固定費の少ない個人事業主が最も安くなる可能性があります。

ただし、その場合は保証や会社の継続性に対するリスクを受け入れる必要があります。

 

一方で、安心や長期保証を重視するのであれば、大手ハウスメーカーのリフォーム部門が選択肢となりますが、費用は高くなります。

 

大この両極端の違いを理解したうえで、自宅という資産に対してどの程度の保証を求めるのかを、自ら判断することが大切です。

 

なお、中間マージンを上乗せする集客会社や、屋根を専門としない塗装業者・総合リフォーム業者は、価格と品質のバランスが悪くなる傾向があり、倒産リスクも考慮すると慎重な判断が必要です。

少しでも疑問や不安を感じたら、まずは屋根の専門家に相談し、納得した上で判断することをおすすめします。

▽関連動画も併せてご覧ください

 

屋根工事に関するご相談はこちらまで

 

 

この記事を書いた人

成田 崇

  • 瓦ぶき2級技能士
  • 瓦屋根工事技士
  • 瓦屋根診断技士

【趣味】サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行

〇かわらぶき2級技能士とは?

瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。

〇瓦屋根工事技士とは?

国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。

〇瓦屋根診断技士とは?

国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。

〇いらかの屋根外壁工事、施工得意エリア

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