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最強の屋根材!LIXIL【 Tルーフ】のメリット・デメリットって?!|平塚・株式会社いらか|屋根専門

Tルーフのメリット・デメリットについて 災害に備え、屋根を長持ちさせることが重要です。

各屋根材のメリット・デメリットを把握し、どの屋根材を用いるか判断しましょう。

今回は、Tルーフのメリット・デメリットについて解説させて頂きます。

 

Tルーフとは

Tルーフは、鋼板と天然石を用いた屋根材です。 LIXILが販売しています。

鋼板は、耐食性に優れたガルバリウム鋼板を採用。 天然石を吹き付けることにより、耐久性を上げているのが特徴に挙げられます。

 

製造しているのはニュージーランドのAHI社です。
成田崇
成田崇

 

Tルーフのメリット

Tルーフには、数多くのメリットが存在します。 まずは、Tルーフのメリットについて説明するので、一度参考にしてください。

 

耐用年数が長い

美観を納入日から10年間保証しているのに対し、腐食による穴開きや亀裂が発生しないことを納入日から30年間保証しています。

 

美観10年、基材30年の安心保証です。

長期間に渡って設置し続けられるのがTルーフのメリットです。

 

経年劣化にとても強い屋根材として有名です
成田崇
成田崇

 

 

耐震性に優れている

Tルーフは1㎡あたり7kgと軽いのも特徴に挙げられます。

建物への負担と揺れを最小限にしています。 瓦が落下するのを防ぎ、災害の被害を最小限にできるのもメリット。

また、専用ビスで固定することにより、建物のねじれを抑えます。

重心が高くなればなる程、揺れやすくなります。 地震対策を行う際は、建物の重心をいかに低くするかが重要です。

地震による「揺れ」のイメージ

 

 

耐風性に優れている

屋根面全体化を一体化することにより、耐風性を確保しています。

屋根材が拭く飛ばされにくくし、雨漏りのリスクを最小限にできるのがポイントです。

 

T・ルーフ

 

遮音性に優れている

屋根材と野地板の空気層が雨音を拡散・吸収します。 これにより、騒音対策が行えます。

雨音測定結果

※このデータはT・ルーフクラシックのデータになります。

 

断熱性を高めている

表面にコーティングされた天然石が熱を伝えにくくしているのもメリット。

室内の温度が上がり過ぎるのを防ぎ、住み心地を良くします。

断面納まり図

 

 

防火性に優れている

不燃性の亜鉛やシリコン、アルミニウムが用いられているため、防火性に優れています。

延焼を最小限に抑えられるのもメリットです。

 

屋根リフォームが行いやすい

Tルーフには、アスベストのような有害物質が含まれていないのが特徴的。

平坦な屋根の場合、重ねて葺くカバー工法を行い、処分する廃材を少なくすることができます。

工期を短くできるだけでなく、リフォームにかかる費用を抑えられるのがポイントです。

カバー工法とは

 

屋根材によっては、カバー工法ができない点に注意しましょう。

また、下地の状態に応じて、既存の屋根材を撤去する場合もあります。

 

バリエーションが豊富

耐震性や耐風性、遮音性などに加え、どのようなデザインがあるかも重要。

Tルーフのメリットにバリエーションが豊富なことが挙げられます。

バリエーションは以下の通りです。

TルーフクラシックN ・Tルーフヴェルウッド ・TルーフモダンN

建物の雰囲気に合ったTルーフを用いることにより、建物の印象を良くすることができます。

 

左から TルーフクラシックN・Tルーフヴェルウッド・TルーフモダンN

 

TルーフクラシックN

TルーフクラシックNは、陶器瓦のようなデザインが特徴的。

重厚感を演出することができます。

天然石の質感を活かしたい場合、TルーフクラシックNを用いてはいかがでしょうか?

カラーバリエーションは以下の4種類です。 ・チャコールグレー ・ライトグレー ・ディープグリーン ・シナモン

 

私の自宅もTルーフクラシックです
成田崇
成田崇

 

Tルーフヴェルウッド

Tルーフヴェルウッドは、波型の模様が特徴に挙げられます。

シックな色合いの建物に相性が良いです。 カラーバリエーションは以下の2種類。

チャコール ・ブラウン

 

TルーフモダンN

TルーフモダンNは、濃淡のある天然石が用いられています。

陰影を出すことにより、立体的に見せることができます。

カラーバリエーションは以下の3種類。 ・グリーン ・ブラウン ・チャコール

 

Tルーフのデメリット

屋根材のメリットだけでなく、デメリットにも目を向ける必要があります。

ここでは、Tルーフのデメリットについて解説させて頂きます。

 

天然石が剥がれ落ちる場合がある

吹き付けられた天然石が剥がれ落ち、雨桶などに溜まってしまう点に注意しましょう。

施工中と施工直後は剥がれやすく、掃除の手間がかかってしまいます。

ただし、時間の経過と共に剥がれ落ちにくくなります。

 

30年経過したTルーフ同等品、砂は落ちているものの下地までは出ていない

 

 

断熱材一体型のガルバリウムに比べて断熱性に劣る

Tルーフは断熱材一体型のガルバリウムに比べると、断熱性に劣ります。

施工時は断熱材を用いて、より快適に過ごせるようにすることが大切です。

 

費用がかかる

Tルーフは国内生産数が少ない関係上、費用がどうしてもかかってしまいます。

機能やデザインを優先するかどうか一度検討する必要があります。

 

施工できる業者が限られている

Tルーフの施工ができる業者が少ないのもデメリット。

国内生産数が少ないのが理由です。 新築施工やリフォームを行う際は、

Tルーフの施工を行っているかどうか把握する必要があります。

 

まとめ

Tルーフは、LIXILが販売している屋根材です。

ガルバリウム鋼板と天然石を用いることにより、耐久性を確保しています。

耐用年数が長いのに加え、リフォームが行いやすいのがメリット。

バリエーションも豊富なので、さまざまな建物に合わせやすいです。

施工できる業者が少なく、費用がかかってしまう点に注意しましょう。

また、施工中と施工直後は天然石が剥がれ落ちやすいので、掃除の手間がかかります。

新築施工やリフォームを予定している方は、Tルーフのメリット・デメリットを押さえるだけでなく、

依頼するかどうか悩んでいる業者がTルーフの施工に対応しているかどうかチェックしてください。

 

こちらも併せてごらんください

 

 

 

 

屋根修理やLIXIL Tルーフのご相談はこちらまで

 

この記事を書いた人

成田 崇

  • 瓦ぶき2級技能士
  • 瓦屋根工事技士
  • 瓦屋根診断技士

【趣味】サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行

〇かわらぶき2級技能士とは?

瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。

〇瓦屋根工事技士とは?

国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。

〇瓦屋根診断技士とは?

国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。

 

〇いらかの屋根外壁工事、施工得意エリア

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