2024年07月30日
雪止めの種類って?!
![成田 崇](https://www.iraka-yane.com/wp-content/uploads/2022/12/NARITA-300x200.jpg)
被害を未然に防ぐためにも、落雪対策を行うことが重要です。
人によっては、落雪対策として一体何を行えば良いのか疑問に感じているのではないでしょうか?
落雪対策の方法に雪止めが挙げられます。
雪止めの種類は複数存在しているため、それぞれの特徴を把握した上で落雪対策を進めましょう。
今回は落雪対策に関心のある方に向けて、雪止めの種類について取り上げます。
住宅のメンテナンスを予定している方は一度参考にしてください。
目次
雪止めとは一体何か
雪止めとは、屋根からの落雪を防ぐための部材です。 雪が積もる地域に取り付けられます。
隣の敷地に雨水を流さないためにも雪止めが必要。
常に雪下ろしが必要な地域だと雪止めが取り付けられていません。
理由は雪止めがあると、雪下ろしに支障をきたすためです。
落雪対策を行う際は雪が積もりやすいかどうか意識してください。
雪止めの種類
雪止めの種類として、以下のものが挙げられます。
・羽根付き雪止め
・扇型雪止め
・アングル雪止め
・雪止めネット
それぞれ違った特徴があるので、リノベーション・リフォームなどで
雪止めを取り付ける際はどの雪止めを取り付けるか検討しなければなりません。
ここでは、各雪止めについて解説します。
羽根付き雪止め
羽根付き雪止めは鳥が羽を広げたような形状をしているのが特徴。
屋根同士の隙間に差し込むように設置し、落雪を防ぎます。
屋根の状況に応じて、取り付ける本数が変わります。
扇型雪止め
扇型雪止めは末広がりの形状をしたタイプ。
羽根付き雪止めと同様に屋根同士の隙間に差し込むように設置します。
アングル雪止め
アングル雪止めは屋根に取り付ける棒をアングルで連結させるタイプです。
多くの雪を受け止められるのがメリット。
羽根付き雪止めで不十分な場合などに取り付けられます。
部材ごとに隙間ができないのも特徴の1つです。
屋根の表面が滑りやすいまたは屋根の傾斜が急な場合、アングル雪止めを取り付けるかどうか一度検討してはいかがでしょうか?
雪止めネット
雪止めネットは網状の雪止め。 軒先近くに取り付けられます。
羽根付き雪止めや扇型雪止めを取り付けているのに関わらず、雪が落ちる場合は雪止めネットの取り付けを検討してください。
太陽光パネルが屋根に取り付けられている場合、
被害を最小限に抑えるためにも、高さのある雪止めネットを取り付けることが重要です。
住宅によっては太陽光パネルが邪魔で取り付けられない可能性がある点に注意しなければなりません。
雪止めには先付けと後付けが存在する
雪止めによって、先付けと後付けが存在します。
先付けは屋根を施工する際に取り付けるタイプ。
後付けはすでにある屋根に取り付けるタイプの雪止めです。
新築住宅の施工を予定している方は先付けの雪止めを取り付けるか検討してください。
雪止めの取り付けを行う業者を選ぶポイント
雪止めを取り付ける際、悪徳業者を避け、信頼できる業者に依頼することが重要。
屋根のメンテナンスに携わっている業者は数多く存在しており、
信頼できる1社を見つけるためには情報収集を十分行わなければなりません。
選ぶ際のポイントとして、以下のものが挙げられます。
・過去の施工事例
・在籍しているスタッフ
・雪止めの取り付けだけを請け負っているか
・見積書の内容
・保証内容
ここでは、雪止めの取り付けを行う業者の選び方について紹介します。
過去の施工事例
気になる業者を見つけたら、過去に一体どのような施工に携わっているかチェックしてください。
公式サイトに掲載されている施工に関する写真を見て、期待している施工を行うかどうか判断することが重要です。
在籍しているスタッフ
業者に一体どのようなスタッフが在籍しているかも選ぶ決め手。
公式サイトに掲載されているスタッフのプロフィールから取得している資格から
雪止めの取り付けに関する知識・技術があるか判断しましょう。
雪止めの取り付けだけを請け負っているか
雪止めの取り付けだけを請け負っていない業者も存在します。
屋根や外壁などの劣化が目立ち始めているのを機にリノベーション・リフォームを行う際に
雪止めの取り付けを依頼するのも選択肢の1つ。
見積書の内容
見積書に一体どのような内容が記載されているかも選ぶ決め手です。
取り付ける雪止めの種類だけでなく、雪止めの単価・取り付ける個数や費用の内訳、施工内容などを細かくチェックしましょう。
見積書に目を通し、施工内容を把握できるかどうかを踏まえ、契約を進めてください。
保証内容
業者が一体どのような保証を用意しているかも依頼するかどうかの判断基準に挙げられます。
保証内容は業者によって異なります。
雪止めを取り付けた後も住宅のメンテナンスを行わなければならないので、保証内容を踏また上で相談・契約を行うことが重要。
まとめ
雪止めの種類によって、形状や特徴が異なります。
信頼できる業者に相談し、どの雪止めを取り付けるか検討することが重要。
落雪は想像以上の被害が発生するため、普段から落雪対策を心掛けましょう。
落雪対策は自分だけでなく、家族や資産、近隣住民などを守ることにも繋がります。
屋根修理や雪止め工事のご相談はこちらまで
電話の方は 0463-34-3501 まで
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この記事を書いた人
成田 崇
- 瓦ぶき2級技能士
- 瓦屋根工事技士
- 瓦屋根診断技士
【趣味】サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行
〇かわらぶき2級技能士とは?
瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。
〇瓦屋根工事技士とは?
国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。
〇瓦屋根診断技士とは?
国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。
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