2026年02月03日
「屋根のリフォームをできるだけ安く済ませたい」「壊れたところだけ直してほしい」…そうのはお客様として当然の心理です。
しかし、屋根の専門家からすると実は「その工事はリスクが高すぎて、お客様のためにならない」と判断し、お断りせざるを得ないケースがあります。
今回は、あえて「やりたくない工事」についてお伝えします。
これを知っておくだけで、リフォームの失敗を未然に防ぐことができるため、ぜひ参考にしていただければと思います。
※この記事の内容は、YouTubeでも解説しています。
▶【暴露】屋根リフォーム会社が正直“やりたくない工事”5選【屋根工事】
他社屋根工事の部分補修
他社が施工した屋根リフォーム工事の一部分だけ修理してほしいという依頼です。
屋根には「雨仕舞(あまじまい)」という、雨をスムーズに流すための特殊な技術が必要です。
他社がどのような下地処理をしたか分からない状態で一部だけ触ると、後に雨漏りした際、どちらの業者の責任か分からなくなります。
部分補修ではなく、屋根の一面だけでも一括でやり直すことをお勧めします。
値引き前提の相見積もり
「他社より安くしてほしい」などといった、値引き交渉を前提としたご依頼です。
相見積もり自体は知識を得るために良いことですが、目的が「最安値探し」だけになると危険です。
屋根材が同じでも、見えない部分(下地の防水シートや板金)に純正品を使わず質を落としたり、マニュアルを無視し職人の手間を削ったりして安くする業者が存在するからです。
仕上がりが綺麗でも、3年〜5年経った頃にトラブルが起きることが少なくありません。
その時、マニュアル違反があればメーカー保証も受けられません。
値段だけでなく「なぜその材料を使うのか」「メーカー基準を守っているか」を質問し、中身に納得して選ぶことが重要です。
築年数が古い家の格安修繕
よくあるのが、「葺き替えは高いから、とりあえず塗装で持たせて」というケースです。
雨漏りは塗装では治りません。塗装はあくまで表面の保護です。
築年数が経ち、下地の防水シート(ルーフィング)が寿命を迎えている場合、いくら表面を綺麗に塗っても雨漏りは止まりません。

今後何年住むのかを考え、長持ちさせたいのであれば、塗装ではなくカバー工法や葺き替えを検討しましょう。
足場を組まない工事
隣地との距離が狭い、屋根勾配が急である場合は足場が組めない可能性があります。
高さ2m以上の作業は「高所作業」に該当し、労働安全衛生法により足場の設置義務があります。
安全が確保できない現場では、職人が作業に集中できず、施工品質が著しく低下します。
また、万が一の転落事故や、近隣への塗料の飛散トラブルのリスクも非常に高くなります。
足場代(10~20万円程度)は職人の命と、安全と高い施工品質を保つための「必要経費」としてご理解いただくのが一番の安心に繋がります。

施主指定塗料の塗装工事
お客様から支給された材料を使ったり、塗料の指定がある工事です。
塗料には、メーカーが指定した「乾燥時間」や「下地との相性」などがあります。
専門外の材料を使うと、数年で剥がれるといったトラブルに繋がるリスクが激増します
さらに、メーカーが決めた下地材や手順を守らなければ、不具合が起きてもメーカー保証が受けられなくなります。
リフォームは「商品」を買うのではなく「仕上がり」を買うものです。
保証まで含めたトータルな提案をプロに任せるのが、結果的に最もお得です。

まとめ
リフォーム会社が「その工事はおすすめしません」とはっきり言うのは、実はお客様の将来を真剣に考えている証拠でもあります。
安い・早い」の言葉に飛びつくのではなく、10年、20年先を見据えた安心できる施工を選んでください。
正直にリスクを話し、適正な工事を伝えてくれる業者こそが、信頼できる業者と言えるでしょう。
ぜひ、そうした誠実な業者を見極め、納得のいく屋根リフォームを実現してください。
屋根工事に関するご相談はこちらまで
電話の方は
0463-34-3501 まで
この記事を書いた人
成田 崇
- 瓦ぶき2級技能士
- 瓦屋根工事技士
- 瓦屋根診断技士
【趣味】サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行
〇かわらぶき2級技能士とは?
瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。
〇瓦屋根工事技士とは?
国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。
〇瓦屋根診断技士とは?
国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。
〇いらかの屋根外壁工事、施工得意エリア
平塚市・茅ヶ崎市・伊勢原市・藤沢市・鎌倉市・逗子市・葉山町・横浜市・厚木市・秦野市・小田原市・大磯町・二宮町・大井町・海老名市・大和市・綾瀬市・座間市・清川村・愛川町・相模原市・寒川町




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