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立平葺きのメンテナンスのポイントを解説!プロのアドバイス|平塚・株式会社いらか|屋根専門

立平葺きのメンテナンスのポイントを解説!プロのアドバイス

成田崇
成田崇

思い入れのある住宅に少しでも長く住み続けるなら、屋根のメンテナンスを定期的に行うことが大事。

年数の経過と共に屋根が劣化していきます。

どのような不具合があるかは住宅によって異なります。

今回は立平葺きのメンテナンスにおけるポイントについて解説するので、気になる方は参考にしてください。

立平葺きのメンテナンスを怠るとどのような問題が発生するか

立平葺きに限らず、屋根のメンテナンスを怠ると一体どのような問題が発生するか疑問に感じている方が多いのではないでしょうか?

年数の経過と共に以下の問題が発生します。

・色褪せ

・サビ

・カビ

・雨漏り

まずはメンテナンスを怠った際に発生する問題について触れていきます。

色褪せ

経年劣化に伴い、立平葺きが色褪せていくのに注意が必要。

色褪せることにより、住宅の雰囲気が変わります。

屋根と外壁は住宅の雰囲気に大きく関わる部分です。

普段から住宅の状態をチェックし、色褪せていないかどうか把握したいところ。

サビ

立平葺きがサビていないかどうかもチェックすることが大切です。

サビに強いガルバリウム鋼板が立平葺きに用いられているものの、サビないわけではありません。

住宅の雰囲気が損なってしまうだけでなく、耐久性が下がってしまいます。

立平葺きに錆が発生しているのを確認したら、大きな事故に発展する前にメンテナンスを心掛けることをおすすめします。

また、ガルバリウム鋼板は傷つきやすいため、傷ついた部分からサビが発生する可能性がある点に注意したいところ。

カビ

立平葺きの塗装が剥がれると、カビが発生しやすくなります。

住宅の雰囲気が損なわれるだけでなく、劣化を促進させてしまいます。

立平葺きに発生したカビの洗浄をDIYで済ませようとすると、危険が伴うので控えてください。

雨漏り

立平葺きの劣化を放置し続けた結果、雨漏りが発生する恐れがあります。

継ぎ目がない板金を用いているため、雨水が侵入しにくいものの、メンテナンスを怠らないようにしたいところ。

屋根によっては野地板なども劣化しているかもしれません。

立平葺きのメンテナンスを行う際のポイント

立平葺きのメンテナンスを行う際、どのような部分がポイントになってくるか疑問に感じている方も多いのではないでしょうか?

納得のいく屋根修理・屋根リフォームにするためには、ポイントを押さえておくのが大事。

ここでは、メンテナンス時のポイントについて解説するので、気になる方はチェックしてください。

屋根の劣化がどこまで進行しているか

立平葺きがどこまで劣化しているかにより、メンテナンスの方法が変わってきます。

塗装で済む場合もあれば、葺き替え工法で大規模な施工を行う場合もあります。

劣化が著しく進行している場合、立平葺きだけでなく、防水シートや野地板も交換することになるかもしれません。

屋根の面積がどのくらいか

立平葺きは1枚の板金を用いる関係上、正確な採寸が求められます。

屋根の面積を把握できていないと、取り返しのつかない事態に発展します。

正確な採寸を行うためには、屋根を細かく点検するのが大事。

どのような立地条件か

住宅がどこに建っているかも立平葺きのメンテナンスを行う上でポイントになってきます。

敷地が狭いと、部材の搬入に手間取ってしまいます。

搬入に手間取る分、メンテナンスの費用がかかってしまうので注意してください。

搬入経路を確保できるかが重要です。

また、潮風によってサビついてしまいます。

屋根修理・屋根リフォームを行う際は沿岸部に近いかどうかも踏まえ、どの屋根材を用いるかを検討したいところ。

傷や凹みがどこにあるか

立平葺きに用いられているガルバリウム鋼板は衝撃に弱く、傷や凹みが付きやすい点に注意が必要です。

傷ついた部分からサビついてしまうので、メンテナンスを行う際は傷や凹みの早期発見が求められます。

どのような施工が用いられているか

立平葺きには、ハゼ葺きと嵌合式が存在しており、どちらが用いられているかもメンテナンスのポイント。

嵌合式は施工数が少なく、メンテナンスにかかる費用が高くなってしまう点に注意してください。

立平葺きのメンテナンスを信頼できる業者に相談するのが大事

立平葺きのメンテナンスでトラブルを避けるためにも、どの業者に依頼するかが重要になってきます。

情報収集を入念に行い、信頼できるかどうか判断しましょう。

ここでは、業者の選び方について触れていくので、気になる方は一度参考にしてください。

立平葺きの施工経験が豊富か

立平葺きの施工経験が豊富かどうかチェックするのが大事。

過去の施工事例から一体どのような屋根修理・屋根リフォームに携わったか押さえ、相談・契約を進めましょう。

業者によっては、立平葺きの施工に慣れていない可能性も十分考えられます。

どのようなスタッフが在籍しているか

気になる業者を見つけたら、どのようなスタッフが在籍しているかチェックすることをおすすめします。

スタッフが取得している資格や紹介文などを踏まえ、信頼できるかどうか判断したいところ。

見積書の記載内容

業者が作成した見積書の記載内容を踏まえ、契約を進めていくことになります。

どのような部材を用いるかはもちろん、施工内容や費用の内訳などをチェックし、分からない部分を業者に質問してください。

立平葺きのメンテナンスでトラブルを避けるためには、疑問を解消することが大切です。

保証内容が充実しているか

立平葺きのメンテナンスは1回だけで終わりではありません。

施工が終了した後も定期的に点検を行い、不具合を解消していきます。

業者が一体どのような保証を用意しているかを踏まえ、相談するかどうか判断してください。

まとめ

立平葺きが一体どのくらい劣化しているかを把握し、適切なメンテナンスを行うことが大切です。

気になる業者を見つけた際、立平葺きの扱いに慣れているかどうかチェックすることをおすすめします。

立平葺きは雨漏りしにくい反面、傷や凹みがつきやすい点に注意が必要。

普段から住宅の状態に気を配り、雨漏りなどの被害を最小限に抑えましょう。

 

屋根修理や屋根リフォームのご相談はこちらまで

 

 

この記事を書いた人

成田 崇

  • 瓦ぶき2級技能士
  • 瓦屋根工事技士
  • 瓦屋根診断技士

【趣味】サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行

〇かわらぶき2級技能士とは?

瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。

〇瓦屋根工事技士とは?

国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。

〇瓦屋根診断技士とは?

国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。

〇いらかの屋根外壁工事、施工得意エリア

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