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屋根塗料で遮熱は出来るの?!|平塚・株式会社いらか|屋根専門

屋根塗料で遮熱は出来るの?!

成田崇
成田崇
結論から言うと「塗装での遮熱はあまり効果は望めません」

暑さや寒さを対策するために屋根の遮熱性を向上させることが重要です。

近いうち、屋根リフォームで屋根遮熱のメンテナンスを予定しているけど、一体どのような施工を行えば良いか悩んでいるのではないでしょうか?

納得のいく施工にするためにも、屋根からの遮熱性に関するポイントを押さえる必要があります。

今回は屋根塗料で遮熱できるかどうかについて解説するので、気になる方は参考にしてください。

遮熱塗料とは

遮熱塗料は太陽光を反射する塗料を指します。

熱の吸収を抑え、室内が暑くなり過ぎないようにするのが特徴。

屋根塗料で遮熱は基本的に難しい

屋根塗料で遮熱するのは難しいため、リノベ・リフォームを行う際は注意してください。

地面からの地熱をはじめ、窓や壁から伝わる熱に効果を発揮しにくいです。

低減される温度は平均2℃。

屋根塗料での遮熱が難しい理由

遮熱を屋根塗料だけで済ませるのが難しいのか疑問に感じている方も多いのではないでしょうか?

成田崇
成田崇
一般的な屋根塗装は合計3回塗り、平均膜厚は0.1ミリです。もしそれで効果が望めるなら屋根材製造時に遮熱塗料を塗るはずです。

納得のいく屋根リフォームを行うためにも、難しい理由を押さえておくことが大事。

ここでは、屋根塗料での遮熱が難しい理由について取り上げます。

扱いが難しい

屋根塗料で遮熱を行う際、ムラなく塗ることが必要です。

職人によってはムラが出てしまう可能性があり、効果を発揮しにくいのが屋根塗料での遮熱が難しい理由の1つ。

汚れによって効果が落ちる

塗膜が雨風などの原因で汚れてしまうと、効果が落ちるのも遮熱が難しいと言われている理由に挙げられます。

塗り直しが必要

遮熱塗料によっては耐用年数が短い物も存在します。

遮熱性を下げないために塗り直しを何度も行わないといけない可能性があるのも屋根塗料で遮熱するのが難しい理由。

日射反射率が低い

屋根塗料で遮熱を行う際、遮熱シートに比べて日射反射熱が低い点も注意してください。

遮熱を行う際は他の方法も検討することをおすすめします。

断熱効果がない

遮熱塗料は太陽光を反射して遮熱性を高める反面、断熱効果がないのに注意。

暑さや寒さを対策するためには、断熱性にも目を向けなければなりません。

断熱性とは、熱の移動を遮断することを指します。

屋根塗料以外に遮熱性を高める方法

リノベ・リフォームを予定しているものの、屋根塗料以外に遮熱性を高める方法は一体何か疑問に感じている方が多いのではないでしょうか?

遮熱性を高める方法として、以下のものが挙げられます。

・遮熱シート

・屋根を2重構造にする

業者と相談しつつ、どのように暑さや寒さを対策していくか検討してください。

ここでは、屋根塗料以外に遮熱性を高める方法について触れていきます。

遮熱シート

遮熱シートはアルミニウムなどが用いられた反射材。

成田崇
成田崇
このような遮熱シートを貼れば効果は段違いです

アルミニウムは日射反射率に優れており、室内の温度を調整するのをサポートします。

暑さや寒さに悩まされている方は屋根に遮熱シートを設置するか検討してください。

屋根を二重構造にする

ペアガラスの効果が段違いなのを考えれば

2重の効果は抜群です。

また雪国などではサッシ自体も2重になっています。

屋根リフォーム時に上記写真のように

野地板を2重にし、さらにアルミシートをサンドイッチすることで

効果は抜群です。

経年劣化などで

野地板や防水シートが著しく劣化している場合、

屋根リフォームと同時に行うことが最適なタイミングです。

屋根塗料を選ぶポイント

住宅の外観を綺麗に保つために遮熱塗料で屋根を塗装したいと感じている方もいるのではないでしょうか?

ここでは、屋根塗料を選ぶポイントについて取り上げます。

屋根塗料を選ぶ際、どの色にするか一度検討することをおすすめします。

色によって、日射反射率や汚れの目立ちやすさが変わってくる点に注意。

白は熱を反射する反面、汚れが目立ちやすいのがデメリットに挙げられます。

黒は熱を吸収しやすいです。

グレーは黒に比べて日射反射率に優れているのに加え、白に比べて汚れが目立ちにくいのが特徴。

どの屋根材に適しているか

屋根材によって適した屋根塗料が変わってきます。

気になる屋根塗料を見つけたら、どの屋根材に適しているかチェックしてください。

耐候性に優れているか

屋根塗料を選ぶポイントの1つに耐候性が挙げられます。

耐候性は太陽光や雨、湿度などに対する耐性を指します。

環境によって、塗膜の剥がれる早さなどが変わってくるので注意が必要。

メンテナンスの頻度を少しでも少なくするためにも、耐候性の優れた屋根塗料をリノベ・リフォームに用いてください。

屋根の遮熱性を高める際は信頼できる業者に相談するのが大事

屋根リフォームで屋根の遮熱性を高める際、どの業者に依頼するか意識する必要があります。

施工実績や見積書の内容、保証が充実しているかどうかなどを踏まえ、相談・契約を進めましょう。

まとめ

屋根塗料だけで遮熱性を高めるのは難しいので、遮熱シートや遮熱機能のある屋根材を用いた暑さや寒さ対策も検討してください。

また、遮熱性だけでなく、断熱材などを用いて断熱性を高めるのも室内の温度調整を行うポイント。

屋根リフォームを近いうちに予定している方は情報収集を十分行い、信頼できる業者を見つけることをおすすめします。

適切なアドバイスを受け、納得のいく施工を行いましょう。

 

【平塚市】で屋根遮熱や屋根リフォームのご相談はこちらまで

 

 

この記事を書いた人

成田 崇

  • 瓦ぶき2級技能士
  • 瓦屋根工事技士
  • 瓦屋根診断技士

【趣味】サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行

〇かわらぶき2級技能士とは?

瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。

〇瓦屋根工事技士とは?

国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。

〇瓦屋根診断技士とは?

国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。

〇いらかの屋根外壁工事、施工得意エリア

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