2024年08月27日
屋根工事の見積りを項目ごとに解説!おおよその相場とは?!
思い入れのある住宅に長く住み続けるためには、屋根の状態に気を配ることが重要。
屋根は住宅の景観に関わるだけでなく、雨風などを凌ぐ役割があります。
紫外線や雨風などが原因で屋根が劣化していきます。
近いうち、屋根工事を予定しているものの、一体どのくらいが相場なのか疑問に感じている方が多いのではないでしょうか?
今回は屋根工事の見積りを項目ごとに取り上げます。
おおよその相場についても触れていくので、住宅のメンテナンスなどに関心のある方は一度参考にしてください。
屋根工事の相場
屋根工事の相場は約20万~260万円です。
人によって、屋根工事にかかる費用が変わってきます。
相場以上の費用がかかる可能性もあるため、屋根工事を予定している方は注意が必要。
屋根工事の内容として、主に以下のものが挙げられます。
・屋根塗装:約20万~80万円
・カバー工法:約100万~250万円
・葺き替え工法:約150万~260万円
・棟交換:約10万~20万円
葺き替え工法が屋根工事の中で最も規模が大きいです。
規模が大きくなるのに比例し、屋根工事の費用が高くなる点に注意しなければなりません。
屋根工事の見積り項目
屋根工事でトラブルを避けるためには、見積りの内容を把握することが重要になってきます。
人によっては、見積り項目は一体何か気になっているのではないでしょうか?
見積り項目として、以下のものが挙げられます。
・屋根材の撤去費用
・塗料
・屋根材の材工費
・足場
・養生
・野地板の補修費
・棟の設置費用
・諸経費
1回の屋根工事でさまざまな費用が発生します。
ここでは、屋根工事の見積り項目について紹介するので、
リノベーション・リフォームなどを予定している方は一度チェックしてください。
屋根材の撤去費用
屋根葺き替え工法では、既存の屋根材を撤去し、新しい屋根材を葺きます。
見積りの際、既存の屋根材の撤去・処分する費用がどのくらいか把握する必要があります。
塗料
屋根塗装の際、どのような塗料を用いているかチェックすることが重要。
塗料の種類だけでなく、単価・用量も把握した上で屋根工事の契約を行わなければなりません。
OEMの塗料を用いている業者も存在します。
また、屋根塗装の見積書をチェックする際に上塗り・中塗り・下塗りを行っているかどうか把握してください。
その他にも、高圧洗浄・縁切りにどのくらいの費用がかかるか意識する必要があります。
シリコン塗料を用いる場合、約2,200~3,000円/㎡が相場。
高圧洗浄は約200~400円/㎡かかります。
縁切りの相場は約300~360円/㎡です。
屋根材の材工費
カバー工法や屋根葺き替え工法を行う際、新しい屋根材の材工費もチェックしてください。
屋根材によって、屋根工事の費用が変わってきます。
耐用年数やデザイン、重量なども屋根材ごとに異なる点に注意しなければなりません。
耐震性を向上させたい場合、
重量の軽い屋根材を屋根工事に用いるかどうか検討することをおすすめします。
足場
屋根工事は高所で作業を行うため、足場の設置が必要です。
見積りの際、足場の設置に一体どのくらいの費用がかかっているかチェックしましょう。
屋根の面積が大きければ大きい程、足場の設置にかかる費用も高くなります。
足場の設置にかかる費用を少しでも抑えたい場合、外壁塗装などと同時に屋根工事を行うかどうか検討してください。
足場の設置・撤去の回数を減らすことができます。
養生
屋根工事に養生が用いられます。
塗料が近隣の建物に飛散するのを防止するだけでなく、塗装しない箇所の保護などが養生の役割。
足場の設置・撤去と同様に屋根の面積によって費用が変わってきます。
また、雨風が住宅内に侵入するのを防ぐのも養生を用いるメリット。
屋根工事の規模によっては工期が長くなるため、雨漏りをいかに対策していくかも意識しなければなりません。
野地板の補修費
野地板の補修費も屋根工事の見積り項目の1つです。
住宅によっては野地板が著しく劣化している可能性があります。
屋根材の材工費などと同様に屋根の面積に応じて野地板の補修費が変わってきます。
棟の設置費用
棟は屋根の頂上に被せる金属板。
屋根工事の見積り項目の1つに棟の設置費用が挙げられます。
諸経費
諸経費は業者の運営に関わる費用。
主に以下のものが諸経費に挙げられます。
・人件費
・運搬費
・広告宣伝費
・車両費
見積書だけでは諸経費の詳細が分からないです。
屋根工事の規模が大きくなると、人件費などの費用が高くなるので注意しなければなりません。
また、業者によっては広告宣伝費や営業にコストをかけています。
まとめ
屋根工事の相場は約20万~260万円。
どのような施工を行うかによって費用が変わってきます。
相場より極端に安いまたは高い場合、業者に質問してください。
費用などに関する疑問を解消するのが屋根工事を成功させるポイントです。
屋根修理や屋根リフォームのご相談はこちらまで
電話の方は 0463-34-3501 まで
この記事を書いた人
成田 崇
- 瓦ぶき2級技能士
- 瓦屋根工事技士
- 瓦屋根診断技士
【趣味】サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行
〇かわらぶき2級技能士とは?
瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。
〇瓦屋根工事技士とは?
国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。
〇瓦屋根診断技士とは?
国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。
〇いらかの屋根外壁工事、施工得意エリア
平塚市・茅ヶ崎市・伊勢原市・藤沢市・鎌倉市・逗子市・葉山町・横浜市・厚木市・秦野市・小田原市・大磯町・二宮町・大井町・海老名市・大和市・綾瀬市・座間市・清川村・愛川町・相模原市・寒川町