ブログ

タイトル
旭ファイバーグラス リッジウェイってどんな屋根材?!

旭ファイバーグラス リッジウェイってなに?

リッジウェイとは旭ファイバーグラス社が販売するシングル屋根材です

 

シングル屋根材はアメリカで100年以上の歴史があります

2019年ポートランド日本庭園へ屋根調査へ行った際

撮影してきたシングル屋根

 

 

日本ではスレート(コロニアル)が多いがアメリカは圧倒的にシングル屋根です

 

リッジウェイはカバー工法で使われることが多い屋根材です

 

既存スレート屋根

 

 

田島ルーフィング タディスセルフカバー(ルーフィング) で全面を防水します。

 

 

 

ルーフィング後はリッジウェイを施工していきます

㈱いらかでは棟はヒップアンドリッジを標準仕様としています

 

 

 

 

 

長く愛用されているモノには必ず理由がある

 

そんなこともあり私はスレートよりもシングルをお勧めしています。

 

 

旭ファイバーグラス リッジウェイって何がいいの?

 

まずは素材自体が柔らかいので割れたりすることがほとんどありません

 

製品の仕様

 

 

 

芯材にファイバーグラスを使っているので

素材自体もとても強い

こんな感じでぐにゃっと曲がる

 

そして

最大の特徴(メリット)は安価である

という点ですね。

 

なるべくコストを下げて屋根を直したい方には一番お勧めしています。

 

標準カラー(5色)

カラーバリエーションはこんな感じです

 

旭ファイバーグラス リッジウェイのメリットデメリットは?

 

メリットは?

・安価である

・歴史のある屋根材(アメリカで100年以上)

・経年劣化による色落ちが少ない

・割れにくい

・比較的軽量 リッジウェイ重量(11kg/㎡) 一般的なスレート屋根重量(20kg/㎡)

 

デメリットは?

・比較的風に弱い

 

 

リッジウェイ裏面 赤丸の部分がボンド

このボンドが太陽熱で溶けて張り付く

 

ただ大型台風などでは飛ばされたりしているので

比較的強風には弱いと思います。

 

 

動画の方が分かりやすいと思います

旭ファイバーグラス リッジウェイの10年後って?

 

そしてみなさん気になるこの質問

 

10年経ったらどうなるの??

 

 

 

 

 

 

 

これがビンテージグリーン色の10年後です

 

どうでしょう? そんなに色が変わってないですよね

 

 

 

ビンテージグリーン色の9年後もありました

 

こちらは棟が板金仕様です。

棟換気のみ若干色が褪せてますね。

 

ちなみに施工完了後のビンテージグリーン色は

こちらです。

 

ほとんど変わらないですね。

 

 

これがビンテージグリーン色の10年後です

 

 

 

そんなこともあり強くおすすめしてます。

 

 

 

 

 

 

5年では??

 

 

 

デュアルブラック色の5年後です。

大きな変化は無いですね。

 

最後に一つ気を付けてほしい点

この囲みの部分、悪徳訪問販売がよく

屋根が浮いていますよ

 

と不安をあおるために使う部分ですが

これは「換気棟」と呼ばれ

小屋裏の熱や湿気を排出するためのものです、ご注意を!

 

 

 

この記事を書いた人

 

 

 

 

 

成田 崇

・かわらぶき2級技能士

・瓦屋根工事技師

・瓦屋根診断技師

 

趣味

サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行

 

〇かわらぶき2級技能士とは?

瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。

〇瓦屋根工事技士とは?

国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。

〇瓦屋根診断技士とは?

国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。