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屋根カバー工法のメリット・デメリットって?!|平塚・株式会社いらか|屋根専門

屋根カバー工法(屋根重ね葺き)のメリット・デメリットって?!

新築工事やリフォーム、リノベーションにおいて、

さまざまな工法が用いられています。

成田崇
成田崇
屋根塗装するよりも屋根カバーの方がずっと屋根には良いんです

自分に合った住宅を建てるためには、どのような工法が存在するか知っておくことをおすすめします。

今回は、屋根カバー工法(屋根重ね葺き)のメリット・デメリットについて解説するので、

気になる方は一度参考にしてください。

屋根カバー工法(屋根重ね葺き)とは

屋根カバー工法(屋根重ね葺き)は、屋根の上に新しい屋根材を重ねる工法。

薄くて軽いスレート屋根のメンテナンスに用いられることが多いです。

ガルバリウム鋼板のような軽い屋根材で屋根を補強します。

屋根カバー工法(屋根重ね葺き)のメリット

屋根カバー工法(屋根重ね葺き)を行うかどうか判断する際、

どのようなメリットがあるか押さえましょう。

主に、以下のメリットが挙げられます。

・防水効果が向上する

・費用を抑えられる

・工期が短く済む

・断熱性が上がる

・アスベストが飛散するリスクを抑えられる

・結露対策ができる

・野地板・垂木に負担を与えない

早速ですが、各メリットについて説明します。

防水効果が向上する

屋根ですと現状の屋根の上に1mmにも満たない塗膜が塗られます

それでは防水効果は期待できません。

屋根カバーの場合は上記のように

一度屋根全面に防水シートを張ります

このルーフィング(防水シート)により防水効果は格段に向上します

費用を抑えられる

古い屋根を残したままリフォームを行うため、

古い屋根を撤去・処分する費用を抑えられます。

成田崇
成田崇
屋根の葺き替えよりも安価で屋根リフォーム出来ます

リフォームにかかる費用を少しでも安くしたいと感じている方は、

屋根カバー工法(屋根重ね葺き)を行うかどうか検討してはいかがでしょうか?

工期が短く済む

屋根カバー工法(屋根重ね葺き)は屋根の解体・撤去の手間が省けるため、

工期を短く済ませることができます。

1日でもリフォームを済ませたい方にも適しています。

断熱性が上がる

屋根カバー工法(屋根重ね葺き)を行うことにより、

屋根が二重構造になるので、

断熱性が上がります。

横暖ルーフS 白い部分が断熱層

成田崇
成田崇
断熱性を向上させるなら「横暖ルーフ」など、断熱材付き屋根材を使ってください

断熱材付きの金属屋根を用いれば、

熱を吸収するだけでなく、

雨音を抑えることが可能です。

アスベストが飛散するリスクを抑えられる

屋根リフォームを行う際、

アスベストの飛散に注意しましょう。

成田崇
成田崇
アスベストは捨てるための費用が高いのです

屋根材によっては、アスベストが使われているかもしれません。

屋根カバー工法(屋根重ね葺き)は、屋根の解体・撤去を行わないので、

アスベストが飛散するリスクが少なくて済みます。

結露対策ができる

断熱材付きの金属屋根を用いると、

野地板裏面の温度が下がるので、

結露対策に繋がります。

成田崇
成田崇
結露対策には棟換気がおすすめです

湿気が溜まると、カビや細菌が繁殖しやすくなるため、

注意が必要です。

結露を発生しにくくするためにも、

屋根カバー工法(屋根重ね葺き)を行うか検討することをおすすめします。

野地板・垂木に負担を与えない

屋根を剥がさないため、

垂木・野地板に負担を与えずに済みます。

垂木は屋根面の果汁を支える構造材。

野地板は垂木の上に設置する屋根材の下地です。

垂木・野地板の破損が心配な方も屋根カバー工法を行うかどうか検討してはいかがでしょうか?

屋根カバー工法(屋根重ね葺き)のデメリット

屋根カバー工法(屋根重ね葺き)には、デメリットが何点か存在します。

主なデメリットは以下の通り。

・屋根によっては施工できない→現状雨漏りしている屋根

成田崇
成田崇
現状雨漏りしている屋根には不可です

・屋根カバー工法(屋根重ね葺き)ができる職人が少ない

・古い屋根は直らない

・火災保険が利用できない可能性がある

ここでは、各デメリットについて説明します。

屋根によっては施工できない

屋根の劣化状況によっては、

屋根カバー工法(屋根重ね葺き)ができないので、注意が必要です。

また、瓦屋根は原則できません。

成田崇
成田崇
和瓦・洋瓦の上にはカバー出来ません

屋根リフォームを行う際は、

屋根材に何を使っているかチェックしましょう。

屋根カバー工法(屋根重ね葺き)ができる職人が少ない

屋根カバー工法(屋根重ね葺き)ができる職人が少なく、

業者によっては、対応していない可能性もあります。

成田崇
成田崇
ほかの職種に比べて屋根職人は一人前になるまでが時間がかかるので少ないのです

リフォームに時間がかかってしまう場合があるので、

屋根の補修が必要だと感じた際は、

スケジュール調整を行いましょう。

古い屋根は直らない

古い屋根をそのまま利用するため、

経年劣化した部分や傷が直るわけではありません。

予想外のタイミングで屋根が破損する可能性がある点に注意してください。

同じ住宅に長く住み続けたいと感じている方は、

屋根葺き替え工法を行うかどうか検討することをおすすめします。

火災保険が利用できない可能性がある

屋根カバー工法(屋根重ね葺き)を行うと、

火災保険が利用できない場合があります。

火災保険は、災害や盗難などにより、

建物や資産に損害が生じた際に利用できる保険。

これから、リフォーム・リノベーションを予定している方は加入している保険の内容を一度見直してはいかがでしょうか?

屋根カバー工法(屋根重ね葺き)について業者に相談するのが大事

これから、リフォーム・リノベーションを予定している方は、

業者に一度相談することをおすすめします。

屋根カバー工法(屋根重ね葺き)の他にも、

費用や保証内容などに関する疑問を解消し、

納得のいく工事を行いましょう。

依頼する際、施工実績やサービスの内容、費用、施工エリアなどをチェックすることが大切です。

気になる業者を見つけたとしても、施工エリア外の可能性もゼロではありません。

まとめ

雨や日差しなどを遮るために屋根が欠かせません。

年数が経つにつれ、どうしても劣化してしまいます。

費用や工期を抑えたいと感じている方に屋根カバー工法(屋根重ね葺き)がおすすめです。

状態によっては屋根カバー工法ではなく、

屋根葺き替え工法が適している場合があります。

メリット・デメリットを踏まえた上で屋根カバー工法を行うかどうか判断してください。

信頼できる業者に依頼し、屋根リフォームを進めることが大切です。

 

 

 

 

 

屋根カバー工法、屋根重ね葺きのご相談はこちらまで

 

 

この記事を書いた人

成田 崇

  • 瓦ぶき2級技能士
  • 瓦屋根工事技士
  • 瓦屋根診断技士

【趣味】サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行

〇かわらぶき2級技能士とは?

瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。

〇瓦屋根工事技士とは?

国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。

〇瓦屋根診断技士とは?

国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。

〇いらかの屋根外壁工事、施工得意エリア

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