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屋根のプロと考える
工場や倉庫の屋根修理とその費用について

工場や倉庫の屋根修理とその費用について

工場や倉庫、店舗の屋根を修理しないといけないと感じている方も多いのではないでしょうか?

成田崇
成田崇
工場や店舗、倉庫の屋根修理はどこに頼んだらいいの?という方も多いと思います

何年も稼働していると、屋根や外壁などの劣化が目立つようになります。

長期に渡って稼働させるためには、不具合を見つけたらいち早く対処することが大切です。

今回は、工場や倉庫、店舗の屋根修理とその費用について解説します。

工場や倉庫に雨漏りが発生しているなどの悩みがある方は、一度参考にしてください。

工場・倉庫・店舗に用いられている屋根

工場・倉庫・店舗に一体どのような屋根が用いられているか押さえておきたいところ。

屋根によって、それぞれ違った特徴があります。

まずは、工場・倉庫・店舗に用いられている屋根について説明します。

折板屋根

折板屋根は多くの工場や倉庫などに用いられている屋根のひとつ。

折り畳むことにより、強度を高くなります。 耐火性が優れているのに加え、水捌けが良いです。

成田崇
成田崇
工場や店舗、倉庫の屋根の多くは折半屋根と呼ばれる金属屋根です

また、加工しやすいため、工事の費用と工期を抑えられます。

錆びやすいのに加え、雨音が響きやすい点に注意したいところ。

防錆対策・防水対策はもちろん、防振ゴムなどで騒音の伝達を減少させることが大切です。

波形スレート

波形スレートも多くの工場で用いられている屋根。

粘土岩などから作られます。

成田崇
成田崇
30年以上前の工場、店舗、倉庫の屋根は波型スレートも多いです

古い波形スレートには、アスベストが用いられていますが、現在はアスベストが用いられていないタイプが販売されています。

耐水性と耐火性に優れており、錆や腐食などに悩まされにくいです。

遮音性も優れているので、騒音対策にも適しています。

表面が滑らかではないので、汚れがつきやすい点に注意しましょう。

汚れが目立つ前にメンテナンスを行い、工場や倉庫、店舗の印象を下げないようにすることが大切です。

工場・倉庫・店舗の屋根の不具合で起きる被害

工場・倉庫・店舗の屋根の雨漏りなどで一体どのような被害が起きるか気になっている方もいるのではないでしょうか?

放置し続けると、取り返しのつかない事態が発生するかもしれません。

ここでは、工場・倉庫・店舗の屋根の不具合で起きる被害について説明します。

商品の廃棄

雨漏りや屋根材の落下などにより、商品が破損する可能性があります。

結果、商品を廃棄し、大きな損失が発生するかもしれません。

長期間の営業停止

雨漏りなどにより、営業停止する必要も出てきます。

飲食店では、雨漏りにより発生したカビが食中毒を引き起こす場合もあります。

成田崇
成田崇
工場、店舗、倉庫の雨漏りは困りますよね。

1日も早く営業を再開するためにも、屋根の修理を済ませたいところ。

設備の故障

工場などの設備が雨漏りで故障する可能性も十分考えられます。

設備によっては、数百万~数千万円の修理費用がかかるのではないでしょうか?

漏電による感電・火災

雨水により漏電し、感電や火災などの事故を引き起こすかもしれません。

建物の安全性を確保することは命を守ることにも繋がります。

工場・倉庫・店舗の屋根の修理方法

工場・倉庫・店舗の屋根を修理する方法が何種類か存在します。

ここでは、どのような方法で修理するかについて触れていくので、一度参考にしてください。

屋根塗装

塗装が剥がれてきた場合、新たに屋根塗装を行い、綺麗な状態にします。

まずは足場を設置。 足場の設置が完了したら、高圧洗浄で汚れなどを落としていきます。

汚れが落ちた後、下塗り・中塗り・上塗りの順に行えば完了です。

1工程を1日かけて行います。 塗料の乾燥には、どうしても時間がかかります。

カバー工法

カバー工法は、既存の屋根材の上から新しい屋根材を張り付ける工法。

安価なのに加え、工期を短縮できるのがメリットです。

既存の屋根の経年劣化が避けられない点に注意しましょう。

葺き替え工法

葺き替え工法は、既存の屋根材を撤去し、新しい屋根材を設置する工法。

屋根塗装やカバー工法に比べて、費用と工期がかかる反面、見た目を一新できます。

耐震性を上げたい場合に適しています。

屋根にアスベストが用いられている場合、撤去費用がかかる点に注意してください。

工場・倉庫・店舗の屋根の修理にかかる費用

工場・倉庫・店舗の屋根の修理にかかる費用は屋根の面積によって変わってきます。

塗料や屋根材、サービスの内容などが費用に関わります。

修理にかかる費用は以下の通りです。

・屋根塗装:約2,300~5,000円/㎡

・カバー工法:約8,000~10,000円/㎡

・葺き替え工法:約15,000円/㎡

台風などの災害が原因で屋根が破損した場合、火災保険が適用される可能性があります。

屋根の修理について業者に相談することが大事

工場・倉庫・店舗の屋根から雨漏りが発生しているなどの悩みを抱えている場合、

業者に一度相談しましょう。 屋根の修理は高所での作業が必要になってきます。

劣化診断や見積もりを適切に行っているかどうかに加え、

保証内容が充実しているかどうかチェックしてください。

まとめ

工場・倉庫・店舗の屋根から雨漏りなどが発生すると、

業務に支障が出るので、1日でも早く修理しましょう。

修理方法や屋根・塗料の種類などにより、費用が変わってきます。

大きな事故が発生する前に建物の状態を改善するのも業務の一環です。

 

 

工場や店舗、倉庫の雨漏り屋根修理のご相談はこちらまで

 

 

この記事を書いた人

成田 崇

  • 瓦ぶき2級技能士
  • 瓦屋根工事技士
  • 瓦屋根診断技士

【趣味】サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行

〇かわらぶき2級技能士とは?

瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。

〇瓦屋根工事技士とは?

国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。

〇瓦屋根診断技士とは?

国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。