2023年03月03日
太陽光パネルのパワコン、その役割や寿命とは?!
ただ単に太陽光パネルを設置しただけでは、発電した電気を使えるわけではありません。
太陽光発電を行う際、太陽光パネルの他にパワコンが必要です。
人によっては、聞いたことがある方もいれば、初めて聞いた方もいるのではないでしょうか?
![成田崇](https://www.iraka-yane.com/wp-content/uploads/2022/10/NARITA-200x200-1.jpg)
今回は、パワコンの役割と寿命について解説します。
これから、太陽光発電を行おうと考えている方は一度参考にしてください。
目次
太陽光パネルに用いるパワコンとは
パワコンとは、パワーコンディショナーの略。
太陽光発電システムに搭載されている機器です。
パワコンの役割
太陽光発電を行う上でパワコンの役割について押さえておきたいところ。
パワコンには、以下の役割があります。
![成田崇](https://www.iraka-yane.com/wp-content/uploads/2022/10/NARITA-200x200-1.jpg)
・充電した電力を家庭内で使えるようにする
・電圧の調整
・電化製品と電力系統の保護
早速ですが、パワコンの役割について触れていきます。
充電した電力を家庭内で使えるようにする
太陽光パネルで発電された直流電力を交流電力に変換する役割があります。
普段の生活で用いられている電力は、直流電力ではなく、交流電力。
直流電流だと、そのまま使うことができません。
変換時にエネルギーロスが発生するため、
太陽光発電を導入する際はエネルギーロスがどのくらい発生するかチェックする必要があります。
電圧の調整
電流と電圧の差が大きくなると、発電量が不安定になってしまいます。
結果、十分な電力が得られない可能性も出てきます。
パワコンを設置することにより、発電量が多くなるよう、
電圧を調整することが可能。
電化製品と電力系統の保護
電力の周波数の上下を検出するだけでなく、
電圧不足や過電圧、停電を検出するのもパワコンの役割です。
電化製品や電力系統を保護し、日常生活に支障が出るのを防ぎます。
パワコンの寿命
太陽光パネルと同様にパワコンにも寿命が存在する点に注意してください。
年数を重ねるごとに劣化していきます。
最終的に寿命を迎えます。 一般的にパワコンの寿命は10年程度。
それに対し、太陽光パネルの寿命は25~30年です。
![成田崇](https://www.iraka-yane.com/wp-content/uploads/2022/10/NARITA-200x200-1.jpg)
太陽光発電を行っていく上でパワコンの寿命を意識し、必要に応じてメンテナンスや交換を行います。
場合によっては、想像以上に早く寿命を迎えるかもしれません。
普段からパワコンの状態に目を配りましょう。
パワコンをどうして交換しないといけないのか
パワコンを交換しないと一体どのような問題が発生するか疑問に感じている方も多いのではないでしょうか?
そのまま使い続けていると一体どのような問題が発生するかに加え、
交換するメリットも押さえておく必要があります。
![成田崇](https://www.iraka-yane.com/wp-content/uploads/2022/10/NARITA-200x200-1.jpg)
ここでは、パワコンを交換しないといけない理由について説明するので、
太陽光発電に関心を持っている方は一度参考にしてください。
変換効率を改善するため
パワコンを交換せずにそのまま使い続けていると、変換効率が落ちてしまいます。
結果、十分な電力が得られなくなる恐れがあります。
場合によっては、停電などのトラブルも発生するかもしれません。
新しいパワコンに交換し、変換効率を改善してください。
また、高性能な最新モデルがいくつも存在します。
気になるパワコンを見つけたら、どのような性能か一度チェックしておきたいところ。
場合によっては部品交換より安く済む
部品交換に比べて安く済む場合があるのも交換する理由のひとつ。
パワコンのメンテナンスには、十分な費用が必要です。
場合によっては、部品交換の方が買い替えに比べて費用がかかるケースもあります。
パワコンの状態を見て、新たに買い替えるかどうか判断してください。
保証期間を長くして予想外のアクシデントに備えるため
新しいパワコンに交換し、メーカー保証期間を一新して予想外のアクシデントに供えることも大切です。
メーカーにより、保証期間が異なります。
交換する際は保証期間がどのくらいかチェックしておきたいところ。
パワコンの交換は業者に依頼するのが基本
寿命を迎えたパワコンの交換は、業者に依頼するのが基本です。
交換する際、電気工事が必要になります。
電気工事は、第一種電気工事士または第二種電気工事士の資格がないと行えません。
人によっては、第一種電気工事士または第二種電気工事士の資格を取得していないのではないでしょうか?
また、電気工事は危険が伴います。
予想外のアクシデントを避けるためにも信頼できる業者にパワコンの交換を依頼してください。
太陽光発電のパワコンを交換する業者を選ぶ際のポイント
パワコンを交換するために業者に依頼したいけど、
どのような点を押さえたら良いか疑問に感じている方もいるのではないでしょうか?
トラブルを避けるためにも十分な情報収集を行っておきたいところ。
![成田崇](https://www.iraka-yane.com/wp-content/uploads/2022/10/NARITA-200x200-1.jpg)
最後に、業者選びのポイントについて触れていきます。
施工実績
過去の施工実績をチェックし、依頼するかどうか判断してください。
業者によって、太陽光発電に関わった件数が異なります。
取り扱っているメーカー
どのメーカーのパワコンに交換するかも重要。
メーカーによって、特徴が異なります。 気になる業者を見つけたら、どのメーカーを取り扱っているかチェックしてください。
アフターフォローの内容
いざという時に備え、アフターフォローの内容もチェックしておくことが大切です。
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相談時にどのようなサポートを行っているか一度質問することをおすすめします。
まとめ
パワコンは太陽光パネルで充電した直流電力を交流電流に変換し、
家庭内で使えるようにするために欠かせない機器です。 10年程度を迎えると寿命を迎えるので、
太陽光発電を導入する際は注意したいところ。
普段からパワコンの状態に気を配り、
場合によっては新しいパワコンに交換する必要があります。
太陽光パネルの撤去や太陽光パネルからの雨漏りご相談はこちらまで
電話の方は 0463-34-3501 まで
![](https://www.tenmado-senmon.com/info/wp-content/uploads/2022/10/NARITA-200x200.jpg)
この記事を書いた人
成田 崇
- 瓦ぶき2級技能士
- 瓦屋根工事技士
- 瓦屋根診断技士
【趣味】サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行
〇かわらぶき2級技能士とは?
瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。
〇瓦屋根工事技士とは?
国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。
〇瓦屋根診断技士とは?
国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。
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