2023年07月24日
長期にわたって同じ住宅に住み続ける上で屋根から発生した雨漏りにいち早く対処することが重要。
被害を最小限に抑えることで家族や資産を守ることにも繋がります。
今回は、屋根から発生した雨漏りの応急処置方法3選を紹介します。
目次
屋根から発生した雨漏りの応急処置方法3選
屋根から雨漏りが発生した場合、応急処置を行い、被害を最小限にするのが大事。
業者に屋根修理・屋根リフォームを依頼する前にどのようなことができるのか押さえましょう。
応急処置の方法として、以下のものが挙げられます。
・ビニールシートで雨の侵入を防ぐ
・防水テープによる補修
・バケツ
・タオルによる床の保護
各方法について説明するので、雨漏りに悩まされている方は一度参考にしてください。
ビニールシートで雨の侵入を防ぐ
屋根全体をビニールシートで覆い、雨の侵入を防ぐことで雨漏りによる被害を最小限に抑えます。
高所での作業になるため、危険が伴います。 重りや土壌でビニールシートを固定するのがコツ。
風でビニールシートが飛ばされないようにしましょう。
また、晴れた日はビニールシートを撤去し、湿気対策を行うのも重要です。
※ビニールシートで雨漏り補修した場合のデメリット
・危険(2階はやめた方がいいです)
・ビニールシートが風であおられてうるさい
・ビニールシートが飛散するリスク
下の二つは近隣のお宅に迷惑がかかる可能性があります。
防水テープによる補修
防水テープを雨漏りしている箇所に貼るのも応急処置のひとつ。
雨漏りが発生している箇所を把握する必要があります。
補修箇所の洗浄を行い、防水テープの密着性を確保しましょう。
剥がれにくくするためには、空気が入らないようにしつつ、防水テープが重ならないようにするのがポイント。
また、雨水の流れに逆らって貼るのも防水テープで屋根を補修するコツです。
バケツ・タオルによる床の保護
雨水により、床の腐食や電化製品の漏電などの被害が発生します。
バケツで雨水を貯め、床に雨水が広がらないようにしてください。
場合によってはバケツから水が跳ねてしまう場合があるので、タオルをバケツ周辺に敷いておくのが大切です。
近くにタンスなどの動かしにくい物がある際はレジャーシートなどで覆い隠しておきたいところ。
屋根から発生した雨漏りの応急処置を行う際のポイント
雨漏りの応急処置を進めていく上でポイントを何点か押さえておく必要があります。
応急処置と同時に【屋根屋さん】に相談しましょう。
リフォーム屋さんや塗装屋さんではなく【屋根屋さん】です。
屋根屋さんは下記から検索してください。
対処の仕方によっては雨漏りによる被害を抑えられない可能性も十分考えられます。
ここでは、屋根から発生した雨漏りの応急処置を行う際のポイントを紹介するので、気になる方はチェックしてください。
原因を特定する
応急処置を進めていく際、まずは原因を特定することから始まります。
原因を特定した上で適切な対処を行うのが雨漏りによる被害を最小限にするポイント。
雨水の流れを変えることで新たな雨漏りが発生するかもしれない点に注意してください。
釘を無暗に撃たない
外れた板金を補修するために釘を打とうするのは避けておきたいところ。
木材を貫通することで雨漏りによる被害が拡大する恐れもあります。
屋根が濡れている状態で応急処置をしない
屋根が濡れている状態で作業を進めるのは避けましょう。
最悪の場合、屋根から滑り落ちてしまうかもしれません。
高所での作業は安全を確保することが重要です。
雨漏りに関する知識や技術がない方は危険な作業を避けておくのが大切。
雨漏りが発生する原因
屋根から雨漏りが発生する原因は一体何か気になっている方も多いのではないでしょうか?
さまざまな原因で雨漏りが発生します。
ここでは、屋根から雨漏りが発生する原因をいくつか取り上げます。
老朽化
建物は年数の経過と共に老朽化します。
結果、雨漏りが発生しやすくなるため、注意したいところ。
施工不良
住宅によっては施工不良があるかもしれません。
適切な防水処理が行われているかチェックするのが重要です。
自然災害
台風や地震などの自然災害で屋根が破損する場合があります。
結果、雨漏りが発生しやすくなり、さらなる被害が発生するかもしれません。
自然災害の後は住宅の状態を細かくチェックしましょう。
屋根から発生した雨漏りの補修は信頼できる業者に依頼するのが大事
屋根修理・屋根リフォームは信頼できる業者に依頼することをおすすめします。
人によっては、どこに依頼しようか迷っているのではないでしょうか?
最後に、業者選びのポイントを解説するので、一度参考にしてください。
見積もり内容が正確かどうか
屋根修理・屋根リフォームでトラブルを避けるためにも、見積もり内容をチェックしましょう。
見積書で分からないことは業者に質問し、疑問を解消することが大切です。
施工実績が豊富かどうか
過去に一体どのような施工に携わったかチェックし、依頼するかどうか判断することをおすすめします。
工期や費用などを把握することが可能。
これまでにどのような賞を受賞しているかも判断基準のひとつです。
在籍しているスタッフ
業者の公式サイトなどから一体どのようなスタッフが在籍しているかチェックしてください。
屋根修理・屋根リフォームに携わっている年数や取得している資格から技術があるかどうか判断することをおすすめします。
どのような保証を用意しているか
屋根修理・屋根リフォームが終わった後も住宅の状態に気を配る必要があります。
業者が用意している保証内容をチェックし、いざという時に備えておきたいところ。
まとめ
雨漏りの原因を把握した上で適切な応急処置を行い、被害を最小限にすることが重要です。
高所での作業は危険が伴うので、ビニールシートで屋根全体を覆う際は注意してください。
無理をせず、できる範囲で応急処置を済ませておきたいところ。
信頼できる業者に屋根修理・屋根リフォームを依頼し、いち早く雨漏り補修を済ませましょう。
屋根修理屋根からの雨漏りのご相談はこちらまで
電話の方は 0463-34-3501 まで
この記事を書いた人
成田 崇
- 瓦ぶき2級技能士
- 瓦屋根工事技士
- 瓦屋根診断技士
【趣味】サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行
〇かわらぶき2級技能士とは?
瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。
〇瓦屋根工事技士とは?
国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。
〇瓦屋根診断技士とは?
国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。
〇いらかの屋根外壁工事、施工得意エリア
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