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立平葺きの施工方法と注意点を紹介!実践ガイド|平塚・株式会社いらか|屋根専門

立平葺きの施工方法と注意点を紹介!実践ガイド

成田崇
成田崇

屋根修理・屋根リフォームの費用を抑えるために立平葺きを選択する方が多いです。

納得のいく施工を行うためには、費用や工期などを意識したいところ。

近いうち、業者に屋根のメンテナンスを依頼しようと考えているのではないでしょうか?

今回は立平葺きの施工方法と注意点について紹介します。

立平葺きの施工方法

立平葺きの施工を行う際、手順がいくつかあります。

屋根修理・屋根リフォームのイメージを掴むためにも、どのように施工が進められるか押さえておくのが大事。

早速ですが、立平葺きの施工方法について解説します。

屋根の状態を確認

まずは屋根の状態を確認するところから始まります。

どのくらい劣化しているかはもちろん、屋根の面積や勾配などを把握。

立平葺きを行う際、板金工場で屋根のサイズに合わせて板金を加工し、現場に持ち出します。

古い屋根材を撤去

葺き替え工法の場合、古い屋根材を撤去していきます。

屋根材が落下することで事故に発展する恐れがあるので、丁寧に作業を進めていくのがポイント。

野地板を張る

古い屋根材の撤去が済んだら、野地板を張ります。

野地板は屋根の下地材です。

屋根材を固定させるのが野地板の役割。

防水シートを張る

野地板の上に防水シートを張ります。

長期にわたって住み続けるためには、雨漏りの対策が重要になってきます。

防水シートは雨漏りを防ぐための物。

ルーフィングと呼ばれています。

立平葺きの取り付け

屋根のサイズに合わせて加工した板金を取り付けていきます。

仕上がりを綺麗にするために不陸を調整するのがポイント。

住宅によっては雪止めを取り付ける場合があります。

屋根修理・屋根リフォームを進める際、落雪対策が必要な気候かどうか意識してください。

立平葺きのメリット

立平葺きを用いる際、どのようなメリットがあるか押さえておきたいところ。

主なメリットとして、以下のものが挙げられます。

・緩勾配に対応

・ドーム型の屋根に対応

・カバー工法で工期を短縮できる

・地震対策ができる

ここでは、立平葺きのメリットについて説明するので、屋根修理・屋根リフォームを近いうちに予定している方は一度チェックしてください。

緩勾配に対応

立平葺きは緩勾配に対応しているのがメリット。

勾配が低いと、風の影響を受けにくくなります。 また、落雪対策に適しています。

ドーム型の屋根に対応

屋根修理・屋根リフォームを進めていく上で屋根の形状が重要。

屋根の形状に適した屋根を用いることになります。

立平葺きはドーム型の屋根に適しているのもメリットです。

カバー工法で工期を短縮できる

カバー工法に立平葺きを用いる場合、工期を短縮することが可能。

工期が短くなることにより、屋根修理・屋根リフォームにかかる費用を抑えられます。

人によっては十分な予算を用意できないと感じている方も多いのではないでしょうか?

地震対策ができる

立平葺きは軽量なので、地震対策ができるのもメリット。

屋根の重さにより、揺れやすさが変わってきます。

軽ければ軽い程、揺れにくくなります。

屋根修理・屋根リフォームを進めていく際、自然災害における被害を想定してください。

立平葺きの注意点

立平葺きの施工時に一体どのような点に注意すれば良いか疑問に感じている方も多いのではないでしょうか?

主な注意点は以下の通りです。

・複雑な形状の屋根に適していない

・雨音が響きやすい

・太陽の熱を吸収しやすい

・荷降ろしするためのスペースが必要

ここでは、立平葺きの注意点について説明します。

複雑な形状の屋根に適していない

立平葺きは複雑な形状の屋根に適していない点がデメリット。

切断などの作業が増えるので、工期が長くなります。

シンプルな形状に適しています。

雨音が響きやすい

雨音が響きやすいのも注意点のひとつ。

室内で快適に過ごすためには、騒音対策が重要になってきます。

雨音対策として、遮音シートと断熱材が挙げられます。

太陽の熱を吸収しやすい

立平葺きはガルバリウム鋼板を用いる関係上、太陽の熱を吸収しやすい点に注意してください。

太陽の熱を吸収することにより、室内の気温が上がってしまいます。

断熱材や遮熱シートで暑さ対策を行っていくことになります。

荷降ろしするためのスペースが必要

立平葺きで屋根修理・屋根リフォームを進めていく際、荷下ろしするために十分なスペースを確保しないといけない点に注意。

継ぎ目がないので、トラックで現場まで搬入します。

まとめ

立平葺きは葺き替え工法だけでなく、カバー工法に適した屋根。

野地板と防水シートを張った後に屋根のサイズに加工した板金を取り付けます。

取り付けた後、不陸の調整などが行われます。

継ぎ目のない板金を用いる関係上、複雑な形状の屋根に適していない点に注意が必要。

屋根の形状を踏まえ、適切な屋根修理・屋根リフォームを進めましょう。

立平葺きなどの悩みがある方は信頼できる業者に一度相談してください。

適切なアドバイスを受け、屋根修理・屋根リフォームのプランを決めるのが住宅に関する悩みを解消するポイントです。

 

屋根修理や屋根リフォームのご相談はこちらまで

 

 

この記事を書いた人

成田 崇

  • 瓦ぶき2級技能士
  • 瓦屋根工事技士
  • 瓦屋根診断技士

【趣味】サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行

〇かわらぶき2級技能士とは?

瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。

〇瓦屋根工事技士とは?

国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。

〇瓦屋根診断技士とは?

国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。

〇いらかの屋根外壁工事、施工得意エリア

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