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窯業系サイディングは部分修理できるのか?!|平塚・株式会社いらか|屋根・外壁専門
窯業系サイディングは部分修理できるのか?!

今回、お客様から『窯業系サイディングが割れてしまったので修理してほしい』とのご依頼をいただきました。

窯業系サイディングってなに?

そもそも【サイディング】とは何かというと、外壁に張る板状の材料の総称です。

そこに【窯業系】とついているのは、主原料であるセメントと繊維質を窯で焼いてつくるため、【窯業系】という言葉がついて、

【窯業系サイディング】と呼ばれています。

日本の住宅で最も多く使われている外壁材のひとつです。

 

窯業系サイディングには、主に下記の特徴があります。

・デザインが豊富

レンガ調・石目調・木目調などバリエーションが多く、外観の自由度が高いです。

・防火性に優れている

主成分がセメントのため燃えにくく、火災時にも延焼しにくい素材です。

・耐候性がある

屋外環境に強い性質があります。


窯業系サイディング、なぜ割れたのか?

今回は、物をぶつけてしまい、一部の窯業系サイディングが割れてしまった事例でした。

 

物がぶつかったりしてきて割れてしまうというのは、窯業系サイディングの施工方法が関係してきます。

窯業系サイディングの施工方法は、基本的に「下地づくり(胴縁打ち) → 防水 → 本体張り → 仕上げ」の流れで行います。

この中の、「下地づくり(胴縁打ち)」は、外壁に通気層が確保され、内部の湿気を逃がす構造になっています。

その反面、空間ができているということは、外部からの強い衝撃には弱いという弱点が生じているのです。

 


一般的な修理方法と問題点

通常は、割れてしまった部分のサイディングを張り替えて対応します。
しかし、部分張り替えには以下のような問題があります。

・同じサイディングがほとんど見つからない

・部分的な張り替えが難しい

・色柄が変わってしまう

・費用が高額になりやすい

特に築10〜15年ほど経過すると製品が廃盤になっていることが多く、

メーカーに問い合わせても入手できないケースが多く、

その場合は似寄材といって、近しい見た目や形状の製品で対応することになります。


ガルバリウム鋼板による修理

今回、損傷部分も小さいことから、張替えではなく、【ガルバリウム鋼板】での修理を提案させていただきました。

ガルバリウム鋼板について

ガルバリウム鋼板とは、鉄板にアルミニウム・亜鉛・シリコンをメッキした鋼板のことをいいます。

アルミニウムは高い耐食性を持ち、表面に形成される酸化被膜が水分や酸素を遮断し、サビを防ぎます。

一方、亜鉛には「犠牲防食作用」があり、鉄よりも先に腐食することで内部の鉄を守る働きがあります。

この2つの特性を併せ持つことで、ガルバリウム鋼板は非常に耐久性の高い素材となっています。


修理内容

今回は、職人が現場で寸法に合わせてガルバリウム鋼板を加工し、割れた部分をカバーする形で修理しました。

 

今回の修理費用は、すべて含めて約40,000円でした。
部分張り替えに比べて、大幅にコストを抑えることができます。

また、修理時間も短時間で済ませることができます。


まとめ

窯業系サイディングは、紫外線や雨風など自然環境にはとても強く外壁材として非常に優れてはいるものの、

構造上、外部からの衝撃には弱いという欠点があります。

もし、何かぶつけて割れてしまった場合には、張替えという手段以外にも、

ガルバリウム鋼板で手軽に修理することができます。

 

小さな割れでも、放置すると外壁からの雨漏れの原因になります。

気になる方は早めの点検・相談をおすすめします。

 

 

ガルバリウム鋼板を外壁に張る方法とは?張り方からメリット・デメリットまで解説|平塚・株式会社いらか|

 

 

外壁工事に関するご相談はこちらまで

 

この記事を書いた人

成田 崇

  • 瓦ぶき2級技能士
  • 瓦屋根工事技士
  • 瓦屋根診断技士

【趣味】サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行

〇かわらぶき2級技能士とは?

瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。

〇瓦屋根工事技士とは?

国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。

〇瓦屋根診断技士とは?

国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。

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