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差し棟 ってなに? またその補修方法は?

差し棟 の補修方法について

 

スレートの棟には 大きく分けて2種類の方法があります

 

これが差し棟工法

 

 

その1つに差し棟があり、 仕上がりが シンプルなので

 

 

こちらが合羽棟(かっぱむね)

 

現在では とても 主流の工法になってます

 

ただこの差し棟が 外れてしまったり曲がってしまったりという 事例も少なくありません

 

 

その外れてしまった差し棟を 補修する方法を今回はお伝えしたいと思います

 

まずは 差し棟とその周囲のスレート(コロニアル)を外します

 

 

新しいスレート(コロニアル)を差し入れて

 

ルーフキーパーと呼ばれる専用のボンドで固定をします

 

 

その上で 新しい差し棟板金を取付けていきます。

 

 

スレート(コロニアル)の多くは 廃盤になったりして古いと手に入りません

 

 

写真のように多少色が変わって しまうことも少なくないです。

 

 

屋根の上の 樋が (這い樋)が外れてしまったのですが?

屋根の上の 樋が (這い樋)が外れてしまった

 

屋根の上を這っている樋のことを 這い樋(はいどい)といいます

 

 

這い樋(はいどい)は 固定方法が 甘いなどの理由により

強風ではずれてしまうことがあります

 

 既存の状態、止付けが甘い

 

そもそも 接着剤の劣化や 這い樋(はいどい)自体の劣化もありますが

 

壊れやすい箇所であることは確かです

 

 

なぜ這い樋(はいどい)が外れてしまうかというと

これだけの長い距離を ほとんど止めつけてない状態で

這わせていると 強風により外れてしまいます

 

 補修後止付けた

ですので這い樋(はいどい)を 補修するときは 必ず

 1メーター以内のピッチで 這い樋(はいどい)を屋根に止めつけます

 

こうすることで 風が強く吹いてときなども這い樋(はいどい)が 飛びにくくなります。

雨樋の 部分補修ってできるの?!

雨樋の 部分補修ってできるの?!

 

「雨樋の一部が割れた 」という事例はとても多いです

 

ではその部分だけ補修できるのかというと

 

「結論から言うと部分補修は可能です」

 

雨樋部分補修施工例 

 

 

ただ条件があります

 

それは 現在でも廃盤になっていない 商品であることです。

 

この時は足場をかけた 

 

 

部分補修のために 足場をかけるのは 費用的な負担が大きく あまりメリットがないため

 

はしごで作業ができるのかという部分も大事なポイントです

 

はしごで作業ができるというのは

 

雨樋の前のスペースが広いことが条件です

 

 

 

 

また雨どいは 溶着 という 特殊な方法で接続されています

 

表面の プラスチックを溶かして つけているというイメージです

 

なぜかというと そのぐらい協力に接着しないと 隙間から雨が出てしまうからです

 

ですので 雨樋で汚れが付いていたりすると

なかなかくっつきが悪く 雨が出てしまう可能性もあります

 

ですので弊社では 雨樋の部分補修には保証はつけていません

 

価値観やベクトルの近い友人達って刺激になるよね

価値観やベクトルの近い友人達から学ぶことがとても多く

 

ほんと刺激になります。

 

昨晩は ㈱ウチノ板金の内野さん と ソライロデザインワークスのすっすー(今井さん

 

と一緒に食事会。

 

内野さんは屋根点検に使うドローンのセミナーで知り合い、

 

そこから親交を深めていきました。

 

内野さんと共感する部分は

・専門職の地位向上

・職人(従業員)満足度の向上

・専門職としてのブランディング

・いずれ海外で勝負したい

 

などなど私と共感できる部分が多いのです。

 

すっすーとは共通の友人を介して知り合い

同じ、西野サロンのメンバーだったり LOTUS の設計をお願いしたり

 

リノベーション事業 iraka のサポートをしてもらったりとしています。

 

同じ商圏、同じ業種ではなかなか考えられないアイディアをもらうことが多い二人です。

 

2人はこの日会うのが初めてだったのですが

すぐに意気投合以しててびっくり(笑)

 

『人間は一生のうちに逢うべき人には
必ず逢える。 しかも一瞬早過ぎず、
一瞬遅すぎない時に。
ただし内に求める心無くば、縁は生ぜず』

 

 

左から成田、すっすー、内野さん

 

という名言がありますが

まさにその通りだな、と思った夜でした。

 

 

コロニアル(スレート)の寿命は 20年~30年程度 と言われていますが・・

 

コロニアル(スレート)の寿命は 20年~30年程度 と言われていますが

 

 

コロニアル(スレート)屋根の 棟板金はそれよりも早く劣化します

 

 

なぜならば 板金の下に「貫」と呼ばれる 木が使われており

 

その木が 雨水や 熱による収縮で 傷んでしまうためです

 

 

例えば 築15年の宅で コロニアル(スレート)屋根塗装を考えているのであれば

 

棟板金も同時に交換することがいいでしょう

 

 

そもそも 我々は屋根塗装不要と考えているので

 

 

外壁塗装と 棟板金のみでもいいかもしれません

 

強風の際に 最も心配なのは棟板金です

 

これが飛ばされると 周囲の車にぶつかったり

 

最悪は 人にぶつかったりしてしまいますので 充分な注意が必要です

 

 

コロニアル(スレート)の補修について

コロニアル(スレート)の割れの補修について

 

経年変化や 人が乗ったことにより

 

コロニアル(スレート)が割れるという事例は数多くあります

 

 

しかしその多くが 屋根専門でない業者が治しており

 

写真のようにシーリングを ちょっと塗るぐらいで終わりにしたりしています

 

 

正式には 写真のように一度古いものを抜いて新しいものを差すという

作業しなければならないのですが

 

 

実はここにはリスクも伴います

 

 

なぜならば コロニアル(スレート)を止付けている

釘を抜かなけばならないからです。

 

 

一度釘を抜くということは

下の防水シートに穴が開いたままになってしまう可能性が高く

あまりオススメできる作業ではありません

 

成田屋平塚では お客様の希望がなければ ケイミューの リコロニーという商品で

 

 

カバーする方法をお勧めしています

 

 

 

りコロニーはコロニアル(スレート)を作っている

ケイミューが出しているリフォーム用カバー屋根材です

 

 

コロニアル(スレート)と同じメーカーなので寸法ぴったりに作られています

 

これでカバーをすれば 多少色は変わりますが コロニアル(スレート)水の浸入も防ぐことができ

 

 

さらに釘を抜く必要がないので 防水シートの穴も安全です

雪止めって後から付けられるの?

ここ最近で また雪止めの依頼が増えています

 

神奈川では降っていませんが

 

長野や群馬は もう結構降っているようです

 

なぜ雪止めが必要かというと

 

雪が塊で落ちることを防ぐためです

 

 小さな突起が雪止めです

 

雪が 小さい状態で 落ちるのであれば それほど問題にはなりません

 

問題なのは一度 溶けて 固まったものです

 

その塊が 落ちると 車などが凹んでしまいますし

 

カーポートが壊れてしまいます

 

また 1番被害を受けるのは雨どいです

 

 

なぜならば 雪の塊は 軒先をぐいぐいと押します

 

それにより 雨樋が割れてしまうのです

 

雪止めは 後からでもつけることはできます

 

雪がある前に振る前に 検討されることをお勧めします

屋根屋と薪ストーブ?!

屋根屋と薪ストーブは相性が良いのでは?!と考え

 

鎌倉のノーザンライトストーブさんへ

 

 

スタッフの方にいろいろと聞いてみましたが

 

やはり屋根工事は必要であり、

 

しかもかなり重要なポジションを担っているということが判明。

 

 

 

これは今後取り組みたいなと思いました。

 

 

さらにiraka との相性もとてもいいと思っています。

 

 

みなさま、ありがとうございました!

岐阜の日本いぶし瓦㈱さんへ

石川さんと 岐阜の日本いぶし瓦さん

 

左から 野々村さん 成田 石川さん 片倉

 

 

野々村さんが素敵なお店を予約してくれました。

 

全国には多くの屋根屋さんはありますが

 

その中でも「本質的な取り組み」をしている企業さんのところへ学びに行っています。

 

日本いぶし瓦さんは歴史がありながらチャレンジをしている企業さんです。

 

 

 

なんとロードサイドに自社の店舗を持っています。

 

 

屋根専門業者ではかなり珍しく

 

 

新しいチャレンジへの熱意がとても感じられました。

 

その後は社屋へ

 

 

社屋もとても衝撃的でした。

 

なんと「瓦工場?!」ってくらい瓦が積みあがっています。

 

それだけの工事量もさることながら

現在も瓦の工事がメインだそうで、多くの屋根がスレートの神奈川とは大違いです。

 

全国の屋根屋さんへ訪問していますが

 

 

一番見たいのはやはり社屋と倉庫です。

 

なぜならばそこにその会社のすべてが詰まっていると感じるからです。

 

野々村さん、石川さんありがとうございました。

 

次回は広島ですね。

 

成田

 

職場のコミュニケーションとこれからの雇用について

先日横浜の神奈川中小企業センターにて

 

 

「職場のコミュニケーションとこれからの雇用」についての講和をさせていただきました。

 

 

 

神奈川県鉄構業協同組合青年部の柳川さんの推薦です。

 

参加者は私と同年代の経営者さん。

 

 

 

やはり同じような課題も多く、みなさん真剣に聞いていました。

 

その中でもSNSを使ったリクルーティングに質問が集中したので

 

 

若者の雇用についてはとても興味あるテーマなんだと思います。

 

内容は基本的に自分の失敗を含めた体験談、一次情報のみをお伝えしました。

 

 

私も聞くときは一次情報にしか興味ありません。

今後もさらに行動し、経験を蓄積し

聞く人に価値を提供できればと思います

また来年もよろしくお願いいたします。

最も コストを抑えて カバー工法ができるのはアサヒファイバーグラス リッジウェイ です。

アサヒファイバーグラス リッジウェイカバー工法の現場が 完了しました。

 

 

 

カバー工法のメリットは 全面を 新しいルーフィングで カバーすることにより

防水性が担保できるという点です

 

塗装と比べると 大きく違うのは

 

・塗装は見た目のメンテナンスであるということ

・性能的にはほとんど変わらない ですが

 

カバー工法ですと 新しい ルーフィングを張ることにより防水性が格段に上がります

 

また 屋根塗装に関しては 修理しなければいけない点がたくさんあります

もしよければこの動画をご覧ください

 

 

屋根塗装と比較されることの多いカバー工法ですが

 

 

性能的には全く別ものと考えていいでしょう

 

 

アサヒファイバーグラス リッジウェイ カバー工法、綺麗に仕上がりました。

和瓦の 葺き直し工事が始まりました!(部分葺き直し工事)

和瓦の 葺き直し工事とは、 今使っている和瓦を 一度下し

 

 

 

下地の 防水シート(ルーフィング)を 新しくします

 

 

和瓦の寿命は 50年以上 ですが

 

下地防水シート(ルーフィング)の寿命は およそ30年です

 

 

そのため 瓦は 特に問題なくても 雨漏りしてしまうという事例は数多くあります

 

それは 下地防水シート(ルーフィング)の劣化です

 

 

 

今回のお宅も 下地防水シート(ルーフィング)が破れてしまっていたので

 

瓦を一度おろし下地防水シート(ルーフィング)を新しくするという工事になりました

 

また 少し今回は珍しく 部分的に 葺き直す工事となりました

 

 「居住スペースのみ で費用をなるべく抑えて」と言う

 

 

お客様の要望でした

 

家族構成などが変わり 使ってない部屋などがある場合は 部分でやるのも1つの案です

鎌倉の技拓さんへ

年末の御挨拶に

 

鎌倉の 技拓さんへ 伺ってきました

 

技拓さんは 創業時から ほとんどスタイルを変えずに

 

鎌倉を中心に 住宅を建てている会社です

 

 技拓さんHPより

ほとんどスタイルを変えていないので

 

現在でも中古物件の価値が高く

 

出てくるとすぐに売れてしまうようです

 

現在の日本の住宅は スクラップアンドビルドが中心で

 

なるべくイニシャルコストを抑えるので

 

石油製品が中心となってきて 経年美化ではなく

 

 

経年劣化してしまうため 年を追うごとに 味わいが出てくるという 物件はすごく少ないです

 

技拓さんの外壁は 主にレッドシダーなのでイニシャルコストはかかりますが

 

経年変化も楽しめ とても味わい深い 建物になります

 

この考え方は 欧米では当たり前で

 

中古物件に とても高い価値がつけられる

 

 技拓 ゆり子社長と成田

 

現在日本でも そのような 思い出 運営している工務店さんはありますが

 

40年以上前の創業時はほとんどなかったのでしょう

 

現在でもその 希少価値は高いと言えます

リッジウェイカバー工法 デュアルブラウン色

リッジウェイの カバー工法工事が完了しました

 

 

今回は デュアルブラウン色です。

 

屋根との 屋根との段差が 隙間になっていたので

 

そこは 板金で塞ぐことにしました

 

 施工前

 

施工後

元々の状態はこのような状態です

 

こうすることで 中に 雨が入りにくくなり また奥の方は 屋根自体も汚れやすいので

 

それを防ぐ意味もあります

 

 

リッジウェイデュアルブラウン色は 洋風のお宅と よく合う色合いです

 

成田屋でも1.2位を争う人気の色です。

強力棟工法について 棟の取り直し工事

棟の撮り直し工事が始まりました

 

 

瓦屋根は 一生モノ と考えている方は多いと思いますが

 

瓦屋根でもメンテナンスは必要です

 

その中でも最も先に メンテナンスが必要なのは棟です

 

 

特に 30年以上前の屋根であれば

 

屋根土で 固めただけのものがほとんどで 経年劣化により

 

 

屋根土が 砂のようになってしまい 徐々に崩れていきます

 

地震や 台風などの強風での被害で 最も多いのは 棟部分の 崩れです

 

住宅が密集している地域など

 

万が一落下すると 車や人に当たる可能性もあり

 

 

とても危険です

 

棟の土が崩れてきたなと思ったら 一度点検することをお勧めします

やらないことを決める

この業界(建設業界)に入りたての頃いろいろな疑問があった。

 

元請け、下請けの関係や職人さんの価値や、その扱われたなど・・・

 

近くにいる同業の人たちに聞いても

 

「この業界はそうだから」みたいな感じがほとんどだった。

 

自分が経営するようになってからは視野も広がり分かったことは

 

そんなスタイルでなくても運営出来る、出来ている会社があるってこと。

 

 左から成田、ウチノ板金さん植田板金さん美波さん(坪井さん)

 

 

というか本質から離れれば離れるほど今後は危ないと思いますが(肌感ですが)

 

嫌だったらやらなければ良いし、やりたければやればいいと思います。

 

やらないことを決めるってめちゃくちゃ大事

 

「瓦は一生モノでしょ」 と考えている方は多いと思いまが・・・

ニチハ 横暖ルーフの 葺き替え工事が完了しました

 

もともとは 瓦屋根のお宅でした

 

 

 

瓦は一生モノでしょ。 と考えている方は多いと思います

 

ただこの一生モノというのは メンテナンスをしていた場合に限ります

 

 

一切メンテナンスをせずに40~50年とはなかなか難しいと思います

 

なぜならば 下地の ルーフィング が 寿命を迎えてしまうからです

 

そうなるとおおよそ 30~35年前後で 一度メンテナンスをすることが 必要となってきます

 

今回のお宅も 雨漏りからの葺き替え工事のご依頼でした

 

 一度瓦をすべて下ろします

 

 

新しく野地板を張り その上から 田島ルーフィングのライナールーフィングで 防水します

 

仕上げ屋根材はニチハ横暖ルーフでした

 

 

横暖ルーフの最大の特徴は 軽量であるという点です

 

なぜ軽量がいいかといえば 屋根というのは建物の高い部分にあるため 重たいことによる耐震性の心配があります

 

 

今回のような古いお宅の場合は 特にその部分を気にされている方は多いと思います

 

 

それも含めて横暖ルーフで工事をしました 色はブラックです

 

和風の雰囲気を残しつつ 軽量に仕上がりました

屋根材ってどんな風に劣化するのの?!(リッジウェイ編)

お客様から この屋根材は古くなったらどんな風になるんですか?

 

と聞かれることも少なくありません

 

先日 点検で 伺ったお客様が ちょうど 10年経過した

 

旭ファイバーグラスのリッジウェイ ビンテージグリーン色でした

 

 

ドローンで点検しましたが

 

本当に10年経っているのかと 思うぐらい 綺麗な状態でした

 

 

屋根材の中でも 色が早く変わってしまうものとそうでないものがあります

 

アサヒファイバーグラス リッジウェイは 焼き付けた石を表面に撒いているので

 

変わりにくい 屋根材です

 

 

ただここまで 変化がないのだとわ思わずに 少し驚きました