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屋根のプロから見た
屋根塗装のメリットデメリットについて

屋根塗装のメリット・デメリットについて

同じ家に住み続けるのはもちろん、同じ店舗を経営し続けるためには、

建物の手入れが重要です。 手入れの方法のひとつに屋根塗装が挙げられます。

屋根塗装には、メリット・デメリットが存在しており、

手入れを行う上で押さえておきたいところ。

今回は、屋根塗装のメリット・デメリットについて解説するので、気になる方は一度チェックしてください。

屋根塗装のメリット

屋根塗装の主なメリットは以下の通りです。

・建物の見栄えを良くする

・建物の寿命を伸ばす

・快適な室内で過ごせる

・資産価値が上がる 早速ですが、

これはあくまでもスレート屋根材以外です
成田崇
成田崇

各メリットについて説明させて頂きます。

これから、新築工事やリフォームを予定している方は一度参考にしてください。

<h3建物の見栄えを良くする 屋根塗装を行うことにより、建物の外観が良くなります。

外観が美しいかどうかで建物の印象が大きく変わってきます。

周囲の方から悪い印象を抱かれないようにするためにも、

普段から建物の状態に目を向けましょう。

特に板金屋根は経年劣化が進みサビなどが出ると問題です

外観が気になっていると感じた際は屋根塗装を行うことをおすすめします。

建物の寿命を伸ばす

防水性能を保ち、建物の寿命を伸ばせるのもメリットのひとつです。

特に板金屋根は屋根の経年劣化に伴い、防水性能が落ちてしまいます。

結果、雨漏りが起き、カビやコケが発生する可能性があります。

場合によっては、屋根が倒壊する可能性もゼロではないため、

メンテナンスで建物の寿命を伸ばしましょう。

雨漏りは塗装では止まりません
成田崇
成田崇

屋根材の状態をいち早く把握することが大切です。

快適な室内で過ごせる

断熱性・遮熱性の向上も屋根塗装のメリット。

屋根塗装だけでは遮熱効果はあまり期待できなので断熱材との併用をお勧めします
成田崇
成田崇

外気を遮断しつつ、屋根の表面温度の上昇を抑えることで室内の温度調整を行うことができます。

室内の温度により、室内の過ごしやすさが変わります。

資産価値が上がる

建物の外観が良くなるのに伴い、

資産価値が上がるのもメリットです。

将来的に売却する際、資産価値がどのくらいあるかが重要になってきます。

また、遺産相続において、建物の資産価値を意識したいところ。

屋根塗装のデメリット

屋根塗装はメリットだけでなく、デメリットも存在します。

主なデメリットは以下の通りです。

・定期的なメンテナンスが必要

・適切に行わないと雨漏りする可能性がある

特にスレートの塗装は雨漏りの事例が多く、注意が必要です。
成田崇
成田崇

・塗料によっては剥がれやすい

ここでは、各デメリットについて解説させて頂きます。

定期的なメンテナンスが必要

建物の外観や強度を保つために定期的なメンテナンスが必要です。

場合によっては費用がかかるため、屋根塗装を行う際は注意したいところ。

基本的には、5~10年に1回の頻度で塗り替えます。 劣化の早さは建物によって差があります。

適切に行わないと雨漏りする可能性がある

ただ単に屋根塗装を行えば良いわけではありません。

屋根塗装が不適切だと、逆に雨漏りする可能性が出てきます。

また、屋根の上を移動した際にひび割れを起こす場合もあります。

建物の寿命を伸ばすためには、屋根塗装に関する適切な知識・技術が必要です。

 

 

塗料によっては剥がれやすい

屋根塗装を行う際、どの塗料を使うかが重要になってきます。

塗料の種類は多岐に渡り、どの塗料が良いか分からない方も多いのではないでしょうか?

二度目以上の屋根スレート塗装は剥がれやすく、全くお勧めできません
成田崇
成田崇

屋根材との相性が悪いと、剥がれやすくなるので注意してください。

また、塗料によって耐久年数が異なります。

カバー工法で寿命を伸ばすのもひとつの選択肢

屋根をメンテナンスする方法のひとつにカバー工法が挙げられます。

カバー工法は、新しい屋根材と防水シートを屋根の上に被せること。

解体作業が必要ないのが特徴的。 建物の外観を保ちつつ寿命を伸ばすなら、

屋根塗装とカバー工法のどちらが良いか一度検討することをおすすめします。

メンテナンスにかけられる予算によっても、選択肢が変わってきます。

同じ家に住み続ける場合、カバー工法の方が安く済むかもしれません。

屋根塗装について業者に相談するのが大事

屋根塗装は塗料の仕方はもちろん、

塗料の選び方が重要です。 知識・技術がないと納得のいく屋根塗装ができない可能性があります。

建物のメンテナンスについて分からないことがある場合、業者に一度相談しましょう。

屋根塗装に関する悩みを解消できるかもしれません。

これから、業者に依頼しようと考えている方は、入念な下調べが必要です。

業者によって、知識・技術はもちろん、対応エリアや費用などが変わってきます。

無料相談を行い、依頼するかどうか判断したいところ。

板金屋根はサビが大敵なので屋根塗装をお勧めしています
成田崇
成田崇

まとめ

断熱性・遮熱性を向上しつつ、外観や資産価値を保てるのが屋根塗装のメリット。

定期的なメンテナンスが必要なことに加え、

適切な工事を行わないと逆に雨漏りしやすくなるのがデメリットです。

長期に渡って住み続けるためにも、普段から建物の状態をチェックしたいところ。

場合によっては、雨漏りやカビなどが発生しているかもしれません。

建物のメンテナンスについて分からないことがある方は一度業者に相談してみてはいかがでしょうか?

プロの視点で建物の状態をチェックし、適切なリフォームプランを提案します。

屋根塗装や屋根からの雨漏りのご相談はこちらまで

 

この記事を書いた人

成田 崇

  • 瓦ぶき2級技能士
  • 瓦屋根工事技士
  • 瓦屋根診断技士

【趣味】サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行

〇かわらぶき2級技能士とは?

瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。

〇瓦屋根工事技士とは?

国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。

〇瓦屋根診断技士とは?

国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。