2025年05月09日

どうするの?
「太陽光発電を行うためにソーラーパネルを設置しているものの、近いうちに処分したい」
などの悩みを感じている方が多いのではないでしょうか?
ソーラーパネルを設置し続けていると、寿命を迎えます。
処分する際、適切な方法で行わなければなりません。
今回の記事では、リサイクルできないソーラーパネルは一体どうするかについて解説します。
太陽光発電などに関心のある方は一度参考にしてみてください。

目次
リサイクルできないソーラーパネルは一体どうするのか
リサイクルできないソーラーパネルは埋め立て処分されます。
水漏れ防止設備のある管理型最終処分場で埋め立て処分が推奨されています。
ソーラーパネルは産業廃棄物として処分を進めなければなりません。
鉛・セレン・カドミウムなどの有害物質が用いられています。
場合によっては、環境汚染を引き起こします。
人体にも影響を与えるため、不法投棄を行わないことが重要。
産業廃棄物とは
産業廃棄物とは、事業活動で発生した特定の廃棄物を指します。
廃棄物処理法により、産業廃棄物が一体何か指定されています。
指定されている廃棄物は以下の20種類。
・廃プラスチック類
・廃アルカリ
・廃油
・廃酸
・燃え殻
・金属くず
・ゴムくず
・ガラスくず・コンクリートおよび陶磁器くず
・汚泥
・煤塵
・鉱滓
・瓦礫類
・繊維くず
・木くず
・紙くず
・動植物系残渣
・動物系固形不要物
・動物の糞尿
・動物の死体
・政令第13号廃棄物
ソーラーパネルは廃プラスチック類・金属くず・ガラスくず・コンクリートおよび陶磁器くずの混合物として扱われます。

ソーラーパネルの不法投棄は廃棄物処理法に違反するため、
処分を検討している方は注意してください。
違反してしまうと、
5年以下の懲役もしくは1,000万円以下の罰金または併科が科されます。
リサイクルされるソーラーパネルの部品は何か
リサイクルまたはリユースできるソーラーパネルを廃棄し続けると、
管理型最終処分場がひっ迫します。
リサイクルまたはリユースを行い、資源を活用することが重要。
リサイクルされるソーラーパネルの部品として、以下のものが挙げられます。
・ガラス
・アルミフレーム
・EVAシート
・セル
・ジャンクションボックス
また、ソーラーパネルのリサイクルを行う業者に向けた補助金制度が存在します。

都道府県単位で補助金を設けている自治体もあるので、
気になる方は一度チェックしてみてはいかがでしょうか?
ソーラーパネルを処分するタイミングは一体いつなのか
ソーラーパネルを処分するタイミングは一体いつなのか押さえることが重要。
主に以下のタイミングでソーラーパネルの処分が行われます。
・ソーラーパネルの寿命を迎えた時
・ソーラーパネルの法定耐用年数を迎えた時
・リノベーション・リフォームを行う時
・自然災害などでソーラーパネルが破損した時
ここでは、
ソーラーパネルを処分するタイミングについて解説します。
リサイクルできないソーラーパネルを処分したいと感じている方は一度参考にしてみてください。
ソーラーパネルの寿命を迎えた時
ソーラーパネルの寿命を迎えた時に処分を検討しなければなりません。
メンテナンスが適切に行われているか・設置場所などにより、
発電できなくなるタイミングが変わってきます。
ソーラーパネルの寿命は約20~30年。

ソーラーパネルの法定耐用年数を迎えた時
ソーラーパネルの法定耐用年数を迎えた時も処分を検討するタイミングです。
法定耐用年数とは、
ソーラーパネルを固定資産として使用できる期間を指します。
ソーラーパネルの法定耐用年数は17年。
太陽光発電を行う際、寿命と法定耐用年数が異なることを意識する必要があります。
リノベーション・リフォームを行う時
建物のリノベーション・リフォームを行う時もソーラーパネルを処分するタイミングの1つに挙げられます。
屋根の形状・建物の構造を変更することにより、
ソーラーパネルを設置できない場合があります。
リノベーション・リフォームのプランを行う際、
ソーラーパネルを再び設置できるデザインにするかどうか検討することが重要。
自然災害などでソーラーパネルが破損した時
地震・台風・豪雨などの自然災害や飛来物などにより、
ソーラーパネルが破損する場合があります。
リサイクルできないソーラーパネルの処分にかかる費用
リサイクルできないソーラーパネルを処分する際、
約15万~30万円の費用が発生します。
さまざまなポイントにより、処分にかかる費用が変わってくるため、注意が必要。
リサイクルできないソーラーパネルの処分にかかる費用にかかわる主なポイントは以下の通りです。

・ソーラーパネルの種類
・ソーラーパネルの枚数
・ソーラーパネルの設置場所
・施工の規模
・現場から管理型最終処分場までの距離
まとめ
リサイクルできないソーラーパネルは管理型最終処分場で埋め立て処分を行います。
ソーラーパネルの状態によっては、
リユース・リサイクルできます。
長期にわたって太陽光発電を行う場合、
定期的にソーラーパネルなどのメンテナンスを行い、不具合を解消することが重要。
リサイクルできないソーラーパネルの処分を受け付けている業者は複数存在します。
近いうち、処分を予定している方は信頼できる業者に一度相談してみてください。
ソーラーパネルについてのご相談はこちらまで
電話の方は 0463-34-3501 まで

この記事を書いた人
成田 崇
- 瓦ぶき2級技能士
- 瓦屋根工事技士
- 瓦屋根診断技士
【趣味】サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行
〇かわらぶき2級技能士とは?
瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。
〇瓦屋根工事技士とは?
国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。
〇瓦屋根診断技士とは?
国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。
〇いらかの屋根外壁工事、施工得意エリア
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