2024年08月22日
屋根が飛ばされて隣の車に傷が、その対処法とは?!
強風・台風などにより、屋根が飛ばされる場合があります。
飛ばされた屋根が隣の車を傷つけてしまう可能性もあるので、注意が必要。
予想外のトラブルを避けるためには、普段から自然災害の対策を意識することをおすすめします。
今回は屋根が飛ばされて隣の車に傷がついた際の対処法について取り上げます。
気になる方は一度参考にしてください。
目次
不可抗力の場合は法律上の賠償責任を負わない
予想できない激しさの強風・台風で飛ばされた屋根が隣の車を傷つけてしまった場合、
不可抗力によるものとして法律上の賠償責任を基本的に負いません。
強風・台風によって激しさが変わってくるため、注意が必要です。
故意・過失がある場合は法律上の賠償責任を負う
故意・過失がある場合、強風・台風で飛ばされた屋根が原因による事故の賠償責任を負わなければなりません。
土地の工作物の設置・保存に瑕疵があることが原因で他人に損害を生じさせた場合、
所有者が損害を賠償することが義務づけられています。
強風・台風で飛ばされた屋根が原因による事故で法律上の賠償責任を負わないためにも、
普段から住宅のメンテナンスを心掛けることが重要です。
屋根などに不具合がないかチェックし、必要に応じて業者に相談してください。
周囲の屋根に被害が全然出ていない場合、被害が出た住宅は備えが不十分と判断される可能性があります。
屋根が飛ばされて隣の車に傷を付けてしまった場合の対処法
屋根が飛ばされて隣の車に傷を付けてしまった場合、どのように対処すれば良いか疑問に感じているのではないでしょうか?
主な対処法として、以下のものが挙げられます。
・個人賠償責任保険
・火災保険を用いて賠償すると相手に伝えない
・見舞金の支払い
ここでは、各対処法について解説します。
個人賠償責任保険
屋根が飛ばされて隣の車に傷を付けてしまった場合、個人賠償責任保険を利用できるかもしれません。
個人賠償責任保険は一般的に火災保険・自動車保険などに特約として付けられています。
年間保険料は数千円程度の場合もあるので、加入しやすいです。
強風・台風による損害だけでなく、飼い犬が他人にケガを負わせるなどの事故も個人賠償責任保険の対象。
子供も補償の対象となるので、予想外の事態に備え、個人賠償責任保険に加入してください。
火災保険を用いて賠償すると相手に伝えない
火災保険を用いて車を賠償するなどと安易に伝えないのも対処法の一環です。
法律上の賠償責任が発生しない場合、火災保険を通常利用することができません。
トラブルを避けるためにも、加入している火災保険の内容をチェックすることをおすすめします。
見舞金の支払い
見舞金の支払いを申し出るのも対処法に挙げられます。
法律上の賠償責任がなくても、近隣住民との関係性を保つためにも見舞金などの支払いを申し出ることをおすすめします。
強風・台風で屋根が飛ばされた際に一体どこに連絡すれば良いか
強風・台風で屋根が飛ばされた際、誰に相談すれば良いか押さえておくことが重要。
ここでは、屋根が飛ばされたことを一体誰に相談すれば良いかについて触れていきます。
屋根の修理に携わっている業者
強風・台風で屋根が飛ばされているのを確認したら、屋根の修理に携わっている業者にいち早く連絡しましょう。
被害箇所の写真を撮り、火災保険の申請を進めることが重要です。
保険会社
強風・台風の被害に遭った際、加入している保険会社へ連絡してください。
保険金で屋根の修理にかかる負担を少しでも軽減しましょう。
火災保険の内容によっては風災の補償がない可能性があります。
強風・台風の被害に遭った屋根を修理する業者の選び方
屋根の修理を行う際、信頼できる業者に依頼することが重要。
数多くの業者の中から一体どこに任せれば良いか悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
ここでは、強風・台風の被害に遭った屋根を修理する業者の選び方について説明します。
過去に一体どのような施工に携わったか
業者が一体どのような施工に携わったかが選ぶ決め手。
公式サイトに掲載されている写真や施工内容、工期などから納得のいく施工を行うか検討してください。
見積書に記載されている内容
見積書に目を通せば、施工内容の詳細が把握できるかどうかもポイントです。
使用する部材だけでなく、どのような施工が必要なのか・施工箇所はどこか・費用の内訳・費用が相場の範囲内かどうかなどをチェックすることをおすすめします。
見積書を作成するために現地調査を詳しく行っているかも選ぶ決め手。
スタッフの対応
スタッフが一体どのような対応をしているかも依頼するかどうかの判断基準に挙げられます。
口コミでスタッフの対応について調べておくことをおすすめします。
また、契約を急かさないかどうかも選ぶポイント。
保証内容
屋根の修理を行った後も定期的に住宅のメンテナンスを行わなければなりません。
業者が一体どのような保証を用意しているかを踏まえ、相談するかどうか判断してください。
まとめ
屋根が飛ばされ、隣の車を傷つけてしまった場合は個人賠償責任保険で対処することが重要。
被害に遭った方に対し、火災保険で賠償すると安易に伝えないようにしましょう。
強風・台風の被害に遭った際は業者・保険会社に相談し、適切なアドバイスを受けてください。
住宅のメンテナンスや屋根修理のご相談はこちらまで
電話の方は 0463-34-3501 まで
この記事を書いた人
成田 崇
- 瓦ぶき2級技能士
- 瓦屋根工事技士
- 瓦屋根診断技士
【趣味】サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行
〇かわらぶき2級技能士とは?
瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。
〇瓦屋根工事技士とは?
国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。
〇瓦屋根診断技士とは?
国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。
〇いらかの屋根外壁工事、施工得意エリア
平塚市・茅ヶ崎市・伊勢原市・藤沢市・鎌倉市・逗子市・葉山町・横浜市・厚木市・秦野市・小田原市・大磯町・二宮町・大井町・海老名市・大和市・綾瀬市・座間市・清川村・愛川町・相模原市・寒川町