2023年05月01日
目次
平塚市で瓦屋根のメンテナンス工事が完了しました
そもそも瓦のてっぺん(棟)の寿命ってどのくらい?!
住宅のメンテナンスを行う際、屋根材の寿命を押さえておきたいところ。
屋根材により、寿命に差があります。
適切なメンテナンスを心掛け、少しでも長く住み続けられるようにしましょう。
今回は瓦のてっぺん(棟)の寿命について解説するので、気になる方は一度参考にしてください。
瓦の棟の寿命
瓦の棟の寿命は約30年前後。 他の屋根材に比べ、寿命が長いです。
釉薬を塗っているかどうかで寿命が変わる
瓦に釉薬を塗っているかどうかにより、寿命が変わってきます。
多くの方は釉薬と聞いて壺などをイメージしたのではないでしょうか?
釉薬を塗って焼いた瓦を釉薬瓦と呼ぶのに対し、釉薬を塗らずに焼いた瓦をいぶし瓦と呼びます。
釉薬瓦といぶし瓦の寿命は以下の通り。
・釉薬瓦:約60~100年
・いぶし瓦:約30~50年
新築住宅の施工やリフォーム、リノベーションを予定している方はどの瓦を用いるか意識する必要があります。
瓦の棟に用いられている防水シートの寿命も重要
瓦だけでなく、防水シートの寿命も住宅のメンテナンスを行う上でポイントになってきます。
防水シートの寿命は約20~30年。
屋根材はもちろん、防水シートに問題がないかチェックしてください。
防水シートが破損していると、雨漏りなどの問題が発生します。
雨漏りを放置し続けることで被害がさらに大きくなってしまうため、注意が必要です。
瓦の棟の寿命を少しでも長くするためにはメンテナンスが大事
瓦の棟の寿命を少しでも長くしたいと感じている方が多いのではないでしょうか?
長期にわたって住み続けるなら、どのような方法でメンテナンスを行っていくか押さえておきたいところ。
メンテナンスの方法として、以下のものが挙げられます。
・漆喰の補修
・瓦の交換
・棟瓦の積み直し
・屋根の葺き直し
・屋根の葺き替え
ここでは、瓦の棟をメンテナンスする方法について解説します。
リフォーム・リノベーションを予定している方は一度参考にしてください。
平塚市で瓦屋根の棟積み直し工事の費用は・・・
平塚市で瓦屋根の棟積み直し工事の費用は約90万円でした。
葺き替えになると200万円前後はかかるので
事前にメンテンスをしてくことはとても大事です。
漆喰の補修
約10年で漆喰が劣化します。
瓦の棟を長持ちさせるためには、漆喰の補修が重要です。
漆喰の劣化を放置し続けると、棟が歪んでしまうので注意したいところ。
瓦や本谷の交換
何らかの原因で瓦が割れてしまうケースが存在します。
また本谷が銅板の場合は腐食により穴が開くことがあるため注意が必要です
破損を確認したら、新しい瓦や本谷に交換してください。
瓦が割れているのをそのままにしていると、防水シートが劣化してしまいます。
棟瓦の積み直し
棟瓦が歪んでいる場合、棟瓦を積み直します。
漆喰を補修するだけでは、棟瓦の歪みを直すことができません。
![成田崇](https://www.iraka-yane.com/wp-content/uploads/2022/10/NARITA-200x200-1.jpg)
歪んだ状態を放置し続けると、崩れる恐れがあります。
屋根の葺き直し
屋根の葺き直しは瓦を取り外した後、防水シートを取り換え、再び瓦を葺く工事。
防水シートを最適な状態に保つのに必要です。
屋根の葺き替え
屋根の葺き替えは新しい瓦に全て取り換えること。
![成田崇](https://www.iraka-yane.com/wp-content/uploads/2022/10/NARITA-200x200-1.jpg)
工事のタイミングとして、瓦の寿命を迎えた時や新しい屋根材に変えたい時などが挙げられます。
屋根の葺き替えを行う際は、瓦を設置してから何年経過しているか把握することが大切です。
瓦だけでなく外壁などの点検も重要
住宅の倒壊などを防ぐためにも、5年に1回の頻度で住宅の点検を行うことをおすすめします。
瓦の他にも、外壁や窓などの劣化が起きているかもしれません。
点検で問題のある箇所を把握し、適切なメンテナンスを行ってください。
信頼できる業者にメンテナンスを依頼するのも大事
瓦の棟の寿命を少しでも長くするためにも、信頼できる業者にメンテナンスを依頼したいところ。
数多くの業者の中から一体どこに相談すれば良いか分からないなどの悩みを感じている方も多いのではないでしょうか?
業者を選ぶ際、ポイントを何点か押さえる必要があります。
最後に、業者選びの方法について解説します。
瓦に関する有資格者かどうか?
「瓦ぶき2級技能士」「瓦屋根工事技士」「瓦屋根診断技士」など瓦屋根に関する資格が存在します
「塗装屋さん」や「なんでもるリフォーム屋さん」には注意が必要です
瓦の棟のメンテナンスに関するノウハウが豊富かどうか
施工実績などから、瓦の棟のメンテナンスに関するノウハウが豊富かどうかを把握することが大事。
屋根について適切なアドバイスを受け、リフォーム・リノベーションを進めてください。
見積もり内容が分かりやすいかどうか
トラブルを避けるためにも、見積もり内容を正確に把握する必要があります。
どのような工事を行うかはもちろん、使用する部材や費用の内訳などをチェックしましょう。
アフターフォローが充実しているか
工事が済んだら終わりではなく、その後のトラブルに備えていくことも大切です。
業者が一体どのようなアフターフォローを行っているかも依頼するかどうかの決め手。
保証内容は業者によって異なります。
まとめ
平塚市で瓦屋根の棟積み直し工事の費用は約90万円でした。
葺き替えになると200万円前後はかかるので
事前にメンテンスをしてくことはとても大事です。
瓦の棟の寿命は約30年。 他の屋根材に比べ、寿命は長いです。
ただし、環境やメンテナンスの方法、釉薬を塗っているかどうかなどにより、寿命が変わってきます。
少しでも寿命を長くするためにも、適切なメンテナンスを行うのが大事。
また、瓦だけでなく、外壁や窓なども劣化しているので、定期的に点検を行いましょう。
平塚市で屋根瓦修理や屋根からの雨漏りのご相談はこちらまで
電話の方は 0463-34-3501 まで
![](https://www.tenmado-senmon.com/info/wp-content/uploads/2022/10/NARITA-200x200.jpg)
この記事を書いた人
成田 崇
- 瓦ぶき2級技能士
- 瓦屋根工事技士
- 瓦屋根診断技士
【趣味】サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行
〇かわらぶき2級技能士とは?
瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。
〇瓦屋根工事技士とは?
国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。
〇瓦屋根診断技士とは?
国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。
〇いらかの屋根外壁工事、施工得意エリア
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